何でもできるお母さんじゃなくていい!得意なこと一点豪華主義って?


こちらの記事は、ルーツファクトリー特派員に任命された”暮らしを楽しむ達人”によるブログです。ルーツファクトリーのテーマでもある「暮らしを楽しむ」を題材に、個性あふれる特派員たちが自由なトピックを展開!本日の担当は、手芸が趣味で息子さんの学校用バッグなどを手作りしてきたというオーニシ特派員!今春息子さんが中学生になるにあたって思ったこととは…




先週に続きこんばんは。ROOTS FACTORY特派員&シモキタベーススタッフ、オーニシです。


新学期が始まり、だらけまくった春休みを過ごしていた息子もいよいよ中学に通い始めました。


さて、入園入学につきものなのが、各種バッグ類の準備ではないでしょうか。我が家でも幼稚園入園のときに始まり、いろいろなバッグを用意してきました。





手芸大好きオーニシとしては、堂々と新しい生地を買う絶好のチャンス☆


小さい時からけっこう好みがはっきりしている子だったので、親子一緒にお店に行って生地を選びました。本人は覚えてないそうですが。そりゃまあ、まだ3歳になる前の話だしなあ。





気にいるものを探すのは結構大変だけど、その分お気に入りはとことん使いたおす息子。その時作ったバッグ類はすべて、なんと小学校卒業まで9年間現役で活躍。


小学校にあがるときにはもっと大きめのものも追加で作りましたが、わりと急に「教室移動のときに使うバッグを持たせてください」といわれることがあったりして
※本人がギリギリまで伝えていない場合が多々あり


生地はあるけど縫う時間も既製品を買いに行く時間もない!という時に幼稚園時代の絵本バッグを持っていって、そのまま学校用として定着、というパターンも。


「幼稚園のときのは赤ちゃんっぽいから嫌!」という子もいそうですが、息子は自分が好きで使いたいなら他人の目は気にしない派なのでノープロブレムみたい。さっき訊いてみたら「これからもまだ使うよ!」と言ってました。作った方としては、そこまで使ってくれたら本望です!


息子が通った幼稚園も小学校も「必要なものが入れられて使いやすいサイズなら、手作りでも既製品でもOK」というところだったのですが、中には「必ず手作りで用意してください」というところもあるらしいですね。





市販品にはない特殊なサイズの物が絶対に必要で、とかならまだわからなくもない…かな?


それにしたって、手芸用品屋さんで作ってくれるところもたくさんあるし、最近はフリマサイトなどで個人的にオーダーを請けている人もいるから、そういうところに頼めばすむこと、のはずなのに。


私の場合は自分が好きで作ってるからいいですが、ミシンもない、時間もない、そもそも裁縫に興味がない、という人だっているのは当たり前じゃないでしょうか。それなのに


「手作りこそ愛情の証!だから絶対におうちで手作りしてください!」


という妙なプレッシャーをかけてくる人がいるそうなんです。


しかも相手がこれからお世話になる先生だけに、変に逆らうのも…と、納得いかないままどうにかこうにか用意している人が毎年大勢いる、という現実。





でもでも、世の中もちろんそんな先生ばかりではありません。


絵本や童話をたくさん書かれている、中川李枝子さんという方がいらっしゃいます。


「ぐりとぐら」や「いやいやえん」の作者、といえば思い当たる人も多いのではないでしょうか。ジブリ映画「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」の作詞をしたのもこの方です。


その中川さんは、実はもともと保育園の先生でした。


そしてその頃をふりかえった「子どもはみんな問題児。」という本の中で、



「やるべきことにはきりがないから、『得意とするものがひとつあれば十分』



ということを書かれています。


先生をしていた頃の経験でも、お弁当作りが得意だったり、趣味のいい服を着せるのが上手だったり、といろんなお家があったけれど、どっちもできる、という人はまずいなかった。一点豪華主義でいいんです、と。


ちなみに中川さんご本人の場合は


「家族全員が毎日美味しく食べられるものを用意して、栄養失調にも食中毒にも肥満にもしないこと」
(新潮社「子どもはみんな問題児。」137ページより)


だったそうです。


子どもが「すごい!」って思ってくれるものがひとつあれば自信を持っていい!ってすごく心強いですね。


歌が上手とか
お部屋のインテリアが素敵とか
かけっこが速いとか
靴がいつもピカピカとか


なんでもいいんですね。


私はというと、バッグ類ははりきって作りましたが、一方でキャラ弁当とかを作ったことはありません!(いばって言うことでもないけど)


いたって普通のお弁当で、冷凍食品もかなり活用しました。


はっきり言って、どちらかというとだらけた母です。


でも、息子が9年間大事に使ってくれるようなバッグを作ってあげられたことは自慢してもいいかなと思います!





そして、実は9年前に買った生地がかなり多めでまだバッグ2つ作れるくらいあるので(罪庫は毛糸だけではないのだった)これで中学のジャージ入れでも作ることにします。






ROOTS FACTORY東京店シモキタベース
スタッフ・オーニシ



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やってみなくちゃ始まらない。 始めてみたなら続けたい。

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