リメイクとは“Re”(再び)“Make”(作る)という意味。つまり家具のリメイクとは「家具を再び作る」事です。家具の修理「リペア」や再生「レストア」とは違い、元となる家具を素材として考え、「新たな価値」を見出しまったく別のものとして「作る」それが家具のリメイクです。
簡単なアイデアや方法ででできる家具リメイクもありますが、本格的な家具のリメイクは必要に応じて構造を変更したり、家具を材料の状態に戻したりもする為、リメイクの内容によっては最初から家具を作るよりも手間やコストがかかる事も少なくありません。
目次
家具のリペア(Repir)や家具のレストア(Restore)との違い
家具のリペア(Repir)や家具のレストア(Restore)は家具のリメイクと近い作業ではありますが、そもそも目指すところが違います。家具のリメイクは「再びつくる」事がメインなのに対し、家具のリペアやレストアは「その家具が製作、生産された時の状態(新品)が最良である」という前提である事が多いです。
「家具のリペア」は傷の補修や修繕などで「目立たないように」や「使えるように」といった事が目的であり、大体の場合それは「新品時の家具の価値」を上回る事はありません。「買うと高いから」「引っ越す時に買い換えるから」といったように、消去法的に選ばれる事が多いです。「家具の美装」もリペアの部類に入りますが、美装は「壊れていない状態」である前提で、それを美しくする事を目的としてされる作業を指します。
「家具のレストア」はストアで売られていた状態、つまり「新品のように」家具を再生する事をさしますが、レストアの場合はデッドストックやアンティークなど、希少価値によって製作、生産された時よりもその家具の価値が増している事があります。ただそれは、その家具自体が何か変わった訳ではなく、レア度、プレミア度で市場価値が上がったという場合がほとんどです。
リサイズ、アレンジ、カスタム、家具リメイクの種類
家具のリメイクにもたくさんの種類があります。例えば元の家具よりも小さくしたり大きくしたりする「家具のリサイズ」であったり、色を塗り替えたり取っ手やツマミなどを交換して雰囲気を変える「家具のアレンジ」であったり、引き出しのないテーブルに引き出しを付けるなどの「家具のカスタム」であったり、いろんな種類の家具のリメイクがあります。
ルーツファクトリーでは15年以上もあらゆる家具のリメイクを手がけてきました。テーブルやデスク、椅子などの「脚物家具」やタンスや食器棚、キャビネットなどの「箱物家具」その他あらゆる家具をリメイクし、再生し、修理してきました。そして家具のリメイクと共に、お客様の思い出や歴史、「暮らし」に触れ、たくさんの事を感じてきました。
ここ数年で、家具のリメイクという概念がかなり浸透して、テレビや雑誌など様々な媒体で家具のリメイク特集がされたり、家具のリメイクを手がける業者さんも増えてきました。元々は「家具を捨てるのがかわいそう」という思いからリメイクをはじめたルーツファクトリー(その当時はまだルーツファクトリーという名前も存在していませんでしたが)としては、家具のリメイクが広く世の中に浸透していくのは嬉しい限りです。
15年の家具リメイクでたどり着いた『オーダーリメイク』スタイル
そんな中、ルーツファクトリー15年間の家具リメイクの歴史の中でたどり着いた『オーダーリメイク』というスタイルがあります。家具は物(モノ)には違いありませんが、家具の中に詰まっているのは木だけではありません。使う人の思いや暮らし、たくさんの思い出が詰まっていて、それが「愛着」となります。
この先も家具のリメイクという文化がどんどん浸透し、暮らしの中に当然にある存在となる事を願うと共に、ルーツファクトリーは『オーダーリメイク』というオンリーワンを創る家具のリメイクを通して、みなさまの暮らしを楽しむお手伝いをしていきます。
オンリーワンを創る『オーダーリメイク』
『オーダーリメイク』は「オーダーメイド」方式で家具の「リメイク」をするルーツファクトリーのスタイル。扱うのは中古品(中古家具)ではなく、お客様の思い出の詰まった特別な家具、壊れていてもボロボロでも、私達にとっては宝物です。その宝物を素材に、新しいカタチを創るのがルーツファクトリーの『オーダーリメイク』です。
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