家具のリメイクとオーダーリメイク


家具のリメイクは誰にでも簡単にはじめられます。家具リメイクの入り口はとても広いのです。でも家具のリメイクを追求すると、どんどん複雑で大変になります。高度な技術や大がかりな設備も必要になります。家具リメイクの奥行きはとても広いのです。


家具工房ルーツファクトリーが一番得意なのは、お客さま(使う人)をまず一番に考え、家具に詰まった思い出や歴史を大切にリメイクすること。プロの技と経験を生かし、とことんこだわってつくるオーダーメイドの家具リメイク『オーダーリメイク』です。

家具のリメイクとは?(リメイクの種類)


広い意味での家具のリメイクは大きく分けると『リメイク(再創)/リサイズ(変更)/リペア(修理)/レストア(再生)/カスタム(改造)』の5つに分かれます。




リメイク(素材として考え再び創る)




リメイクは、「Re(再び)+Make(つくる)」の造語です。なので厳密な意味でのリメイクには修理や再生や改造は含まれません。「再びつくる」と呼ぶほどですからその家具が最初につくられた時よりも手間がかかる事も珍しくありません。この厳密な意味での「リメイク」の中でも、さらにお客様に合わせてオーダーメイドスタイルでリメイクするのがルーツファクトリーの最も得意とする「オーダーリメイク」です。

リサイズ(サイズを変更する)




リサイズ(resize)はサイズを(拡大・縮小)変更するという意味です。家具のリサイズは大きな婚礼家具を小さく縮めたり、小さくなったダイニングテーブルを大きくしたりなど、様々なバリエーションがあります。リメイクと重複する部分も多いのですが、そのままの見た目でサイズだけを変更することを主にリサイズと呼びます。

リペア(使えるように修理する)


壊れた部分を直すために分解した状態の椅子の脚

傷ついたり壊れた家具を修理したり補修したりする事を「リペア(repair)」といいます。使えるように直したり、見栄えを整えるのが目的となります。「使えるように」が主な目的となる事が多いので、とことんな作業よりもコスト重視で作業を選ぶ事が多く、新しく買うのとどっちが安いか?という比較をされる事も多いです。

レストア(元通りに再生する)




「リペア」が「修理」や「補修」を指すのに対して、「レストア(restore)」は「復元」や「回復」や「再生」を指します。アンティーク家具やデッドストック家具などの歴史的価値があるとされるものや、思い入れのある家具がレストアの対象となる事が多いです。あくまでそのものが新品だった時を最良の状態として、それに近づける事を目的とする事が多いです。

カスタム・アレンジ(改造する)


一つ取っ手が外れてしまっていたキャビネット

家具の「カスタム(custom)」や「アレンジ(arrange)」は今ある家具にちょっと手を加えて改造する事を指します。(動詞として使う場合はcustomizeが正しい)根本から作り変えてしまうというよりは、元の状態に少し手を加える事を指します。「DIYで家具をリメイクする方法」などで紹介されている作業はカスタム・アレンジ区分な事が多いです。

でも、大きくまとめると全部家具のリメイクになります


作業の内容や金額も変わるのでルーツファクトリーでは4つのリメイクを区別していますが、内容が重複する場合もあります。厳密な境目の絶対的な基準はないので、一般的には上記の全部を「家具のリメイク」と呼ばれる事も多いです。もっと詳しく知りたい方は下記の「家具のリメイクとは」をどうぞ。

家具リメイクとは(家具リメイクの種類)



得意なのは「オーダーリメイク」


ルーツファクトリーが得意なのは最も手間もかかり技術も設備も必要なオーダーリメイクです。リメイクは追求するとどこまでも複雑で大変になります。それを15年間とことん追求してきました。





大切な思い出の家具を、お客様と一緒に考え「使う人にとって最良の形に再びつくる」ということを追求してきたので、「なるべく安く簡単に作業する」というのは正直言って苦手です。


技術的にはその方がもちろん簡単だし手間もかからないのですが、それを目的にしてしまうと「大切な家具をずっと大切にしたい」というお客様の気持ちを裏切るような気がするのです。「ハッキリ言って家具を安く作ろうなんて思ってない。もっと大切なこと」ブログに書いたのでご覧ください。

ハッキリ言って家具を安く作ろうなんて思ってない。もっと大切なこと



オーダーリメイク製作事例紹介ページできました


カテゴリ別に検索ができる「オーダーリメイク製作事例紹介ページ」ができました。一覧から「テーブル・デスク」「テレビ台・リビング収納」など家具の種類別にご覧いただけます。「事例が多すぎて迷子になっちゃう」というお客様、これで安心です。随時更新中ですがまだまだ最新の事例まで追いつきません。頑張りますのでお楽しみに!

家具オーダーリメイク製作事例紹介一覧バナー


家具リメイクの料金について


家具のリメイクをお願いしたいけど料金は一体いくらかかるの?とっても気になるところですよね。ルーツファクトリーの家具リメイクは、シンプルな作業から新たに製品をつくる以上に難しいリメイクまで。家具に関するあらゆる作業をしているので、作業内容によって料金は全然変わってきます。


チェストの引き出しがスムーズに開け閉めできるかチェック


お客さまの家具のリメイクがいくらになるか?それは直接お話を伺わないとお伝えできないのですが、お問い合わせ前に少しでもイメージしていただけるように、家具のリメイク料金の計算方法についてお伝えします。

金額は「材料費+製作時間見込+デザイン校正費+諸経費」の合計です。


計算の仕方は非常にシンプルなんです。でもお客様の家具はすべて世界にたったひとつだけのもの。例え同じメーカーの同じ家具を同じ時期に買われても、使われ方で状態は全然変わってしまいます。さらにルーツファクトリーではお客さまの家具に合わせてあらゆる工法・材料を使うので選択肢は無限大。だから家具リメイクの料金は「材料費+製作時間見込+デザイン校正費+諸経費」で計算します。

材料費:リメイクに直接使用する材料費や刃物や道具類の消耗品の費用


家具のリメイクにはたくさんの種類の材料を使います。ぱっとイメージしやすい木材だけでなく、丁番(蝶番)やスライドレールなどの金物(かなもの)や、ボンドやビス、塗料やパテなどの材料、そして家具の加工に必要な刃物や木工機械に使う消耗品などの副資材の費用が材料費です。

製作時間見込:製作にかかる見込みの時間(実時間ではありません)


家具のリメイクにかかる作業時間(技術料含む)の見込み(予想)が作業費となります。家具リメイクの費用で多くを占める大切な部分です。実作業時間ではなく見込みで計算するのは追加料金がない(お客様希望の場合を除く)ためと作業時間の公平性を保つためです。

デザイン校正費:提案・見積り・デザイン・試作など(おまかせの場合は安くなる)


大切な家具をどんな風にリメイクするか?どういうリメイクがお客さまに合っているのか?家具のリメイクで最重要ともいえる要素ですが、実際の家具製作作業とは異なる作業です。比較検討の為に何度もお見積りやご提案を作成したり、構造を説明する為の試作等を重ねるとその分コストが上がってしまうので「なるべくコストを抑えたい」という方には「最初に思いっきり希望を伝えてあとはおまかせ!」スタイルをおすすめしています。

諸経費:往復の送料やその他の諸費用


往復の送料や搬出入に関わる費用です。大切な家具を安全に運んだりお届けするのに重要な費用ですが、この費用で家具のリメイクの出来が変わるものではないので、ルーツファクトリーではなるべく抑えたいコストだと考えています。家具のリメイク作業以外のコストをなるべく安く抑えられるように、定期の自社便で直接お引き取り&お届けしていますので、ぜひご利用ください。

家具リメイクで大切なのは「頼んで良かった」お問い合わせはお気軽に


ルーツファクトリーが一番大切にしているのは家具をお届けした後、お客さまに「頼んで良かった!!」と感じてもらえること。だから「頼みやすい」「安そう」よりも「価値のあるリメイクをお届けすること」を大切にしています。





お客さまの大切な家具は世界にたったひとつだけ。だから当然その家具に合うリメイクも世界にたったひとつ。15年以上家具のリメイクをしてきて、オーダーリメイクに関しては、いまだに「まったく同じリメイク」はありません。


だからルーツファクトリーでは、分かりやすい料金表よりも「お客さまのためだけのとっておきのご提案」を頑張ります。ご不便をおかけしますが、お気軽にお問い合わせください。

お電話でのヒアリングでできること


お客様へのご連絡は通常メールにておこなっておりますが、お客様のご希望をなるべく正確にお伺いするためにお電話でのヒアリング(ご希望の聞き取り)をおこなっております。(お電話での連絡が難しいお客様にはメールにての対応も可能です)


ルーツファクトリーがお客様に「頼んで良かった」と感じて頂くために一番重要なのは「お客様のご希望はなにか?」という事です。サイズもデザインも金額も材質も、あらゆる要素が大切です。でもそれをどう組み合わせてご提案するのがベストなのか?それはお客様のご希望次第なのです。だからルーツファクトリーはヒアリングを大切にしています。


和タンス内部の西陣織の引き戸と寄せ木の着物盆を生かしてリメイク


実際のリメイク作業には素材となる家具の仕様や細かな寸法、材質なども重要な要素となりますが、まず専門のスタッフがお電話でお客様にお話を伺う事で「どういったことができるのか」「幾らくらいの費用がかかるのか」などさまざまな事がお伝えできます。


実製作にあたってのご提案や資料作成、お見積もりは具体的に決まってからとなりますが、お電話でのヒアリングで概算をお伝えしたり、膨大な製作事例の中からご希望に近い過去の事例をご案内したりする事ができます。「リメイクってどうなの?」という状態でも全然大丈夫ですので、お気軽にご相談くださいませ。

オーダーリメイクの対応エリアは日本全国!


ルーツファクトリーのオーダーリメイクは日本全国対応いたします。東京・横浜・大阪・淡路島・北海道・九州の6拠点なのになぜ全国対応できるのか?それはオンラインショップの家具通販で培った物流のノウハウがあるからです。中でも関東・中部・近畿・四国・九州・北海道はお定期的に自社便が走っているので直接お引き取り&お届けいたします。その他の地域も便数は少なくなりますが直接のお伺いもしております。詳しくはお問い合わせください。




関東・中部・近畿(中国・四国・九州・北海道)は定期的に自社便が走っています


関東・中部・近畿は月数回の定期便(混載便)が走っています(中国・四国・九州・北海道は月1回程度)ので、気軽に大型家具の直接お引き取り&お届けが可能です。特に婚礼家具などはサイズも大きくお客様で動かすことは大変です。分解搬出からお届けまでルーツファクトリーが責任を持っておこないますのでご安心ください。

対応地域は3万円でお引き取りからお届けまで!(混載便利用の場合)


大きな家具は運送業者を通すとどうしても送料が高額になってしまいます。ルーツファクトリーでは家具製作以外のコストは極力安くお届けしたい!との気持ちから混載便にて納品と引き取りに伺っております。混載便をご利用頂くと、大切な家具のお引き取りからお届けまで3万円〜(※燃料費高騰のため2022年1月より)(チャーター便の場合を除く)となっております。その他の地域もなるべく安くできるようにしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

引き取りから納品までの料金の目安(混載便の場合)


  • 関東・中部・近畿は3万円(特殊作業や離島などは別途)

  • 中国・四国・九州・北海道は3万円〜(定期便スケジュール等により)




※混載便は複数のお客さまの納品と引き取りをまとめてお伺いする為、正確な時間のお約束ができかねます。時間指定が必要なお客様はチャーター便での対応となります。

家具リメイクの事例紹介ブログを特集しました


リメイクのお問い合わせが多い、テーブル、婚礼家具、学習机、ベビーベッドなどのリメイク事例紹介を、カテゴリごとに特集しました。

テーブル・座卓のリメイク特集


座卓の脚を長くしてダイニングテーブルに、またその逆、ダイニングテーブルの脚をカットして座卓に、といったリメイクや、テーブルの幅サイズダウン、天板の形を変更、天板磨きなおしなど、様々なテーブルリメイクをご紹介します。

婚礼家具(婚礼タンス)のリメイク特集


「大きすぎて使いにくい」、「引越し先の新居に置き場所がない」など、思い入れがあって大切だけれどライフスタイルに合わなくなったとリメイクのご依頼が多い婚礼家具。素材を活かして他の家具にリメイクしたり、サイズダウンも可能です。

学習机のリメイク特集


「幼い頃から使っていて好みが変わってしまった」、「引っ越し先のインテリアに合わない」などの理由から学習机リメイクのご依頼をよくいただきます。ガラリと雰囲気を変えたり、サイズを変えたり、様々なリメイクをすることができます。

ベビーベッド(ベビーチェア)のリメイク特集


赤ちゃんの成長は目まぐるしいもの。早ければ5〜6ヶ月ほどで使わなくなってしまうベビーベッドなど、ベビー用品のリメイクのご依頼も多いです。たくさんの思い出が詰まったベビーベッド、素材を活かして他の家具にリメイクできます。

家具リメイクのパンフレットができました


家具のリメイクへの思いをギュッと詰め込んだパンフレットができました。イラストレーター「川崎あっこ」さん作、心がキュッとなるパンフレット。普通のパンフレットのようなサービスの宣伝や案内はほとんどありません。ルーツファクトリーのリメイクに対する思いをぜひ手にとって感じてください。

家具リメイクしない?川崎あっこ作、心がキュっとなるパンフレット。



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