こだわりのオイル仕上げでついに完成!!じゃないのっ!?(第2話)


ROOTS FACTORYの家具は「安く」や「お手軽」をまったく目指していません。「お手軽じゃない」ことを分かって、それでも「欲しい」と思って依頼してくださるお客さまの為のROOTS FACTORYだから。

でも、「もっとたくさんの人にROOTS FACTORYを楽しんでもらいたい。」という気持ちはあって、でもでも、「品質を落とすことは絶対したくない!」という気持ちも絶対譲れない。そんな葛藤の中、ついに見つけた答え、それは



「食卓の上」でした!!






食卓、それは「朝のエネルギー供給の場」

食卓、それは「家族団欒の場」

食卓、それは「暮らしの中心」



そんな食卓を「楽しむ為のアイテム」は、テーブルやチェアだけじゃない!



「食卓の上」だって良いんだ!!



そう気付いたのです。そうして1年以上の時を開けて、ROOTS FACTORY久しぶりの新商品は「テーブルウェア」という初挑戦のカテゴリーに決まりました。

巷で最近流行りのアレです


「食卓の上を楽しむ」というテーマのもと、新商品のデザインがはじまりました。今まで食卓(テーブル)はたくさんつくってきたけど、食卓の上のモノははじめてです。つくる側からの食卓の上ってどんな世界だろう…





「食卓の上」で真っ先に浮かんだのは「カッティングボード」(Cutting Board)でした。巷で最近流行りのアレです。オシャレーなカフェとかでまな板みたいなのでご飯食べてるアレです。

カッティングボードってのは本当にまな板のことらしいのですが、まな板の上でご飯を食べるなんて亡くなったウチのおばあちゃんが聞いたら「行儀悪い!!」とか怒りそうですが…





カッコイイ!!





と、家具作りたいおっさんは思っていました。なので、記念すべき新商品、はじめてのテーブルウェアは「カッティングボード」に決まりました!イェイ!!

木はちょっと得意です。


そうと決まれば早速試作です。「どんな大きさが良いかな〜」「木は何使おっかな〜」とか想像しながら淡路島の工場に向かいました。





あっそうそう、言い忘れていましたが、



木はちょっと得意です。



え?当たり前?そっそうですね、すみません。はい、家具屋ですからね。木工はできます。はい…(汗)

工場に着いたら早速試作を開始しました。





切ったり。





トリマーで面取りしたり。





ボール盤で穴あけたり。





ペーパーで磨いたり。





この日1日かけて、試作で何枚かつくってみました。

実際につくってみて感じたのは、大きさや形や厚みがとっても重要だってこと。椅子やテーブルにベストな大きさや角度があるように、カッティングボードにもそれがあるんだろうな…と感じました。

安心が一番!口にしても平気。


椅子やテーブルとカッティングボードの一番の違い。それは「食べ物に直接触れること」です。これは今回一番気にしてたポイントだったので、最初からあることを決めていました。それは、



食用オイルでオイル仕上げする



ということ。普段使っているオイルも植物油ベースの自然オイルで、「赤ちゃんが口に入れても大丈夫」といった製品を使っていますが、それでも「口に入れても大丈夫」と「食用」はなんとなく違う気がするので、完全な「食用油」を使うと決めていました。





選んだのは荏胡麻油(えごま油)です。シソ科の一年草で、ゴマみたいな匂いがするからエゴマって名前がついたんだとか。食べると十年長生きできるといわれるくらい体にも良いらしいです。

でも選んだ理由はもうちょっと別の理由。エゴマの油は乾性油の中でもヨウ素価が高く190以上あるんです。あっ乾性油っていうのは、油には種類があって空気中で乾燥して徐々に固まる油のことをいいます。つまり



オイルフィニッシュ向き。



これ大事ですよね。食用オイルだから食べ物に触れて良いっていってもベタベタのままじゃキツイですよねw

ちなみに乾性油の他に半乾性油、不乾性油とあって、不乾性油はかなり乾きにくい(乾かないのかな?)油なんです。オリーブオイルなんかがそうなんですけど、塗ってもずーっとベタベタします。

オリーブオイル好きなので、それを拭きあげてみても良いのかもですけど、それはまた今度試してみます。





なんだかんだでバッチリ1日かかっちゃいましたが、ついにカッティングボードが完成しました!!イェーイ!!パチパチパチ!!



なのですが!ここでさっき実際つくりながら感じた「大きさや形や厚みがとっても重要」だってこと。これが気になります。つまり、





実際の使い心地はどうなのか!?





ROOTS FACTORYの家具は「使ってわかる良さ」もとっても大事にしています。なんなら見た目のカッコよさ以上に大事にしてます。





なんだかんだ言っても、結局モノは「使ってみないとわからない」部分があります。と、いうことでこの試作したカッティングボードの使い心地をちゃんと確かめる方法、




自宅で自分で実際に使ってみる




ことにしました。の、ですが…

OMG!!なんとこんなところで試練…


家具作りたいおっさん、料理は好きです。プロの料理人とは違うけど、「男子厨房に立ち入るべからず」なんてタイプの人間ではありません。家にいるときは必ず料理します。でも、あくまでそれは「自分が食べる為の料理」です。

自分で言うのもなんですが、なかなか美味しいものつくります。ありあわせでお腹にもしっかり満足、お酒も進むナイス料理をします。 ←自分で言う





でも!今回とても重要な事に気づきました!



テーブルの上、テーブルウェアという観点から振り返ってると…





器や盛りに気を使っていない…😱








これは困った!カッティングボード使ってみるのは良いけど、





オシャレな料理とか知らない!!





そして、この後、ものづくりではなく「食べ物づくり」での試練が待ち構えていたのでした…








【次回に続く…】↓↓↓

家具作りたいおっさんフードデコレーターになる!?(第3話)







新商品製作ストーリー記事一覧↓↓↓

ついに新商品!「家具を楽しむ」から「暮らしを楽しむ」へ!!暮らしの中心は食にあり?(第1話)


こだわりのオイル仕上げでついに完成!!じゃないのっ!?(第2話)


家具作りたいおっさんフードデコレーターになる!?(第3話)


味だけじゃない本質。Happyを創るカッティングボード☆修行開始っ(第4話)


フードスタイリングへの挑戦と「暮らしを楽しむ」ために一番大切なこと。(第5話)








「家具作りたいおっさん」阪井


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