傷んでいても大丈夫?40年来の無垢材座卓を食卓テーブルにリメイク
「40年来愛用している座卓を、母のために食卓にリメイクしたいと思っています。ずいぶん傷みもあるのですが、お願いできますでしょうか。」
ある日、お問い合わせフォームからメールをいただきました。
いただいたメールには座卓のお写真も添えられていて。
ずっと大事に使われてきたことが伝わってくる、味わい深い耳付き無垢一枚板の座卓です。
ただ、天板裏の脚の付け根の部分が傷んでしまっていたそうで、折れてしまった脚をボンドで塗り固め天板はその上にのせているだけという状態だと仰っていました。
ルーツファクトリーではどのような状態の家具でも豊富なリメイク経験や『家具作りたいおっさん』のアイデアによってリメイクすることは可能なのですが、家具の状態によって”どうやって”リメイクできるかが変わってきます。
そこで、家具のお引き取りなども兼ねて実際に家具を拝見するためお客様のお家へお伺いしました。
座卓の仕様や状態を丁寧に確認、そしてお客様のご希望をお伺いしながらリメイク方法を考える家具作りたいおっさん。
脚の付け根の部分が傷んではいるものの、その他の部分は綺麗です。
傷んでいる部分は綺麗にした上で、新しい食卓用の脚は足元の空間を広くすることも兼ねて現在の脚位置より外側に取り付けることにしました。
また、一緒に使われる椅子はもうお決まりだということで、そちらの高さに合わせた仕上がり寸法は(H650)にすることになりました。
食卓としては少し低めの高さになるので、幕板などはつけずねじ込み式の脚にすることでより足元の空間を広く確保できるようにします。
天板の美装もご依頼いただきました。
お母様が天板の縁の部分のお色味がお気に入りとのことで、全体をそちらの色で統一することに。
工程としては、一度天板を丁寧に磨き上げた後、類似色で着色、そして仕上げにウレタン塗装をする、という流れになります。
工房でのその様子をチラリとお見せすると・・・
元々ウレタン塗装されていたので、しっかりとサンディングして塗膜をすべて剥がしてから、着色&塗装していきます。
この、元の座卓の深みある赤褐色が戻った時、あっと感動してしまいますね。
さぁ、そうして天板も美しく蘇り食卓として生まれ変わった姿が、こちらになります!
天板サイズW745と小ぶりなタイプの食卓ですが、足元が広くゆったりと座ることができます。
脚はねじ込み式なので、工具もいらず簡単に取り外し&組み立てが可能です。
美しく仕上がった天板もどうぞもう一度ご覧ください(*´∀`*)
輪染みや色褪せもなくなり、ずっと触っていたくなるほど艶やかに。
でも、綺麗になっても天板の持つ味わいは消えないというのが無垢材ならではですね。
こちらのテーブルは、お客様のお母様のお誕生日に合わせて納品させていただきました。
長年ご家族で使い続けられたテーブルをお母様のお誕生日にリメイクしてプレゼント・・・素敵です。
お使いになられるお部屋で組み立て、お写真を撮影させていただきました。お母様のお気に入りのテーブルがこれからも活躍し続けるのだと思うと、ご依頼いただいた私たちもとっても嬉しいです。ありがとうございました。
長く使われてきた家具は傷みなどが出てきてしまうこともあるもの。
ルーツファクトリーでは、豊富な経験・技術・アイデアで、お客様のご希望に合わせて家具をリメイクします。家具でお困りのことがあったら、どうぞお気軽にご相談くださいね。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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