ガッツリ折れてしまった椅子の脚。安心して座れるよう綺麗にリペア!
毎日のお食事の時間に欠かせない、ダイニングチェア。
お家にある家具の中でも一番よく動かすものということもあって、大切に使っていても傷みやすかったりしますよね。
ルーツファクトリーでは椅子のリペア(修理)も行っているのですが、ある日お客様からダイニングチェアのリペアについてご相談いただきました。
「ダイニングチェアの脚が折れてしまいました。気に入っているので、直るようであれば修理をお願いしたいのですが、可能でしょうか?」
あらららら・・・ガッツリと折れてしまっています。
万年家具見習いの私ユリマタタは、恐る恐るリメイク仙人の家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)に確認しました。
「このダイニングチェア、リペアできますか・・・?」
するとおっさん、即答で「できるよ( ̄▽ ̄)b」とのこと。わぉ、頼もしーい!
お客様に修理できるということや金額についてお伝えしたところ、旦那様とご相談の上「ぜひお願いしたいです」とご依頼いただきました。
そして、東京店シモキタベースに直接ダイニングチェアをお持ち込みくださいました。
ナチュラルな色目に柔らかな曲線のフレーム、とても素敵なダイニングチェアですね。
再びお客様のもとで活躍できるよう、淡路島工房に運び修理作業を行います。
ところで、フレームの修理を始めるにあたって、まずすることは何だと思いますか?
チッチッチッチッチ
正解は・・・フレームの分解!
座面を外すだけでなく、フレームをバラバラの状態にしていきます。
ビスを外せば分解できるところ以外も、ゴムハンマーで叩きながら分解していきます。
そうか〜、折れてる箇所だけ手を加えるわけではないんですね〜。
そんなことを思っていると、家具作りたいおっさんが言いました。
「中途半端にやると、またすぐに壊れちゃうんだよね。そんでもって、さらに直しにくくなっちゃう。」
なるほど。ちなみに、フレームが折れてしまったからといって、へたにボンドでくっつけようとしたりすると、これまた取り返しがつかなくなることが多いそうです。おっさんは「修理したい時は、何か手を加える前にまず相談してほしい!」と言っていました。
こうして下準備をしてから、いよいよ接着。
接着剤はたっぷりに、はみ出している部分は後で綺麗に拭き取ります。
そのままではしっかりくっつかないので、ガッチリと圧着します。すごい数のクランプ。これは緩む隙なんてなさそう・・・!
十分乾燥させたら、再びフレームを組み立てていきます。
念のため、座面裏と脚をつなぐ金具を補強で入れて、リペア完了!
綺麗に直ったダイニングチェアがこちらです!
脚がぽっきり折れてしまっていたとは信じられません!
ちなみに、座面裏と脚をつなぐ補強金具はこのような感じで入っています。裏から覗き込まないと見えませんね。
そうそう、座面裏の布地(カネキン)も、お客様のご希望を伺ってせっかくなので取り替えました。
目立たないものだけど、裏地が綺麗だとパリッとしますよね。
修理完成した椅子は、お預かりさせていただいた時と同様、東京店シモキタベースでお引き渡ししました。
綺麗になったダイニングチェアをご覧になったお客様は「良かった〜!」と喜んでくださいました。
「出来栄えにとても満足しています。ありがとうございました。
また何かありましたらよろしくお願いいたします。」
と、嬉しいメールもいただきました。こちらこそ、ありがとうございました!
毎日使うダイニングチェアは、丈夫で安心して座れることも大切。
「なんだかガタガタするなぁ、心配だなぁ」という時は、お気軽にご相談ください。
「大胆に壊れてしまった!」という時も、捨てるしかないと諦めてしまう前にぜひご相談ください。お客様の大切な家具を長く使い続けられるようリペアします。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
Follow @yurimatataroots
お問い合わせ&メッセージはコチラ
【よくあるご質問】はコチラ家具のこと、リメイクのこと、お気軽にお問い合わせください。
【メールフォーム】
【お電話でのお問い合わせ】
受付時間:11:00〜18:00(月・火・木・金)
ROOTS FACTORY大阪本社
電話番号:06-6910-4818
ROOTS FACTORY東京店
電話番号:03-6805-3110