婚礼家具の和タンスをリメイク。3段の引き出し活かしローチェストに
婚礼家具の和タンスから、2つの家具にリメイクさせていただきました。
ご相談いただいた和タンスは上部の開き扉部分と下部の引き出し部分が分かれるタイプのものでした。
そこで、1つは下部の引き出し3段を活かしてローチェストにリメイクしたいとご希望いただきました。今回はそちらのリメイクについて詳しくご紹介します。
お問い合わせいただいた時、お引っ越しを控えていらっしゃったお客様。こちらの和タンスはお客様のお母様の形見の家具だそうで、そのままの大きさでは使い続けることができないけれど、でも思い入れの深い家具のようでした。
ご新居を新築中とのことで、小さな家具にリメイクできたらご新居に置くことができると仰っていました。
リメイクのお打ち合わせ時、お客様のお嬢様もいらっしゃったのですが、リメイクして「おばあちゃんの形見の家具」として使い続けることができたらと一緒にお話しされていました。
お客様やお嬢様とじっくりお打ち合わせをして、長くお使いいただける家具となるようリメイク方法を考えていきました。
そうして出てきたアイデアの1つが、和タンス下部の引き出しを活かしたローチェストでした。
引き出しの横幅や奥行きサイズはそのままに、本体の箱も活かしながらリメイクしていきます。
本体の化粧材が剥がれかけていたり、引き出しに傷みがあったりしたので、そういったところの修復も行いながらリメイクします。
天板は、上に物をのせても問題がないように新しく製作することになりました。
また、お掃除がしやすいように、さらにモダンな雰囲気となるように、台輪の代わりにH100の脚を取り付けることになりました。
さぁ、それでは生まれ変わったローチェストをご覧ください。
和タンスの引き出しを活かしてコンパクトなローチェストが完成しました。テーパーカットの角脚でスタイリッシュにきまっています。
天板や脚には新しい材料を用いたのですが、婚礼タンスの部材と色合わせして塗装したので、ばっちり色目が揃っています。
ちなみに、天板の天面部分は新しい材料を使用しましたが、正面にあたる部分には和タンスの天板の見附部分を切り出して組み付けました。
シンプルな形ではありますが、素材が揃うことでグッと統一感も上がります。
ところで、和タンスの引き出しは機密性が高く重さもあるため、お客様から「開け閉めが大変で…」とご相談いただくことも多くあります。
今回も大きな引き出しで開け閉めが大変そうだったので、お客様とご相談の上スライドレールを取り付けました。
こちらの和タンスの側板は、そのままだとスライドレールを付けられる強度がなかったため、側面に補強を入れてから取り付けました。
婚礼家具の素材を存分に活かしながら、お客様ご家族のライフスタイルに合わせて生まれ変わったローチェスト。
ご新居完成後に納品させていただき、とても喜んでいただけました。
さて、一緒に製作させていただいたもう一つの家具についても、次回のブログでご紹介したいと思います。
そちらは和タンスの扉や内部の部材などを活かした家具となっています。ぜひお楽しみに!
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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