年代物のタンスをレストア。元の風合い残しながら末長く使えるように
古き良きものを、お直しして末長くお使いいただけるようにする…とても素敵だなぁと思ったレストアの事例をご紹介します。
タンスと水屋をレストアさせていただいたのですが、今回はこちらのタンスのレストアについてご紹介します。
大阪にお住まいのお客様からのお問い合わせで、旦那様のお祖母様がお住まいだった東京にあるお家を売却されることになり、そちらに置かれていたタンスをリメイクして大阪のご自宅で使えたらとご相談いただきました。
東京にいらっしゃる日は少ないとのことだったので、スケジュールをご相談しながら家具の引き取りにお伺いするお日にちを決定しました。
お客様ご家族皆様お揃いの中、どのようにリメイクするかお打ち合わせしました。
上段・中段・下段と分かれるようになっている整理タンス。
お客様は当初、衣類収納という用途を変えて本棚にリメイクすることを考えていると仰っていました。
しかし、家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表阪井)がタンスの仕様や状態をみたところ、本棚にするにはかなり構造をいじる必要があり、また、状態が良くないため使える部材が少なくなってしまうかもと言いました。
(ところどころ朽ちてしまっていたタンスの部材)
そうすると金額も高くなってしまうため、どうしたものか…とお客様とアレコレご相談しました。
色々な案が出たのですが、最終的には「ひとまず形はそのままに、綺麗にして3つに分けても使えるようにそれぞれの天面を塗装する」という方向で決定しました。
朽ちてしまっていた背板や、ヒビ割れてしまっていた引き出しの底板、その他使用上問題のあるところをお直しさせていただくことになりました。
元の味わいを残しながら、清潔感のある仕上がりとなりました。
レストア後のタンスはこちらです。
木部の汚れや金具の錆などを磨いて綺麗に。
また、引き出しの底板のヒビ割れはもちろんのこと、傷んでいた内部を元の素材を使用しながら修復しました。
そして、上・中・下段を分けても使用できるようにそれぞれの天面を周りのお色味に合わせて塗装しました。
やはり塗装されているのとされていないのでは、かなり印象が変わりますね。
年代物の家具はとても繊細なため、レストア作業もかなり気を遣う必要がありますが、その甲斐あって元の風合いはそのままに今後も長くお使いいただける仕上がりとなりました。
お客様のご自宅に納品させていただくと、「あぁ、お直しをお願いして良かったです。ずっと大切に使います。」と嬉しいお言葉をいただきました。
さて、もう一つレストアをご依頼いただいた水屋について。
こちらも同様に元の風合いを残しながら綺麗にお直しさせていただきました。次回ご紹介するのでお楽しみに(^^)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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