2020-09-25

婚礼タンスの引き出しをそのまま生かして、ミニチェストにリメイク！

お祖母様からの贈り物という婚礼タンス。

マンションへのお引越しを機にその婚礼タンスを置く場所がなくなってしまったというお客様からリメイクのご相談をいただきました。

ルーツファクトリーの家具リメイク事例をご覧くださっていたお客様、お問い合わせいただいた当初、テレビボードやミニチェスト、ライティングビューローへのリメイクなど、色々なものが気になっていると仰っていました。

そして、「このくらいの金額でできることはありますか？」とご予算をご提示いただき、お客様のご希望をお伺いしながらリメイクするものを決めていきました。

家具の製作は、手間をかければかけるほど金額もかかってきます。

家具のリメイクの場合、元の家具をどのように使うかによっても手間のかかり具合が変わってきます。（元の構造に逆らえばその分手間もかかります）

つまり、元の家具の構造を生かしてあげればコストパフォーマンスは高くなるのです。

そこで、今回は整理タンスの小さな引き出しを使ってミニチェストにリメイクすることになりました。

引き出し4杯をそのまま生かして、本体は引き出しに合わせて新規製作することに。

なるべく製作自体に金額をかけられるように、リメイクに使う引き出しのみをお預かりしました。（使用しない部材をお引き取りすると、その分処分費などがかかってしまうのです）

さぁ、こちらの4杯の引き出しが、どのようなチェストに生まれ変わるのでしょうか。

完成は、こちらです！

上品な可愛さ溢れるミニチェストとなりました！

ボディにウォールナット材が使われていることにより、全体が引き締まって見えます。

実は当初、引き出しの色もウォールナット色に揃えようかという話になっていました。

というのも、元々お客様は婚礼タンスも濃色のものを注文されていたそうなのですが、違う色のものが届いてしまったそうで。注文した家具屋さんが遠方だったこともあり、そのまま使い続けていたと仰っていました。

そのため、ガラリと雰囲気を変えてすべてウォールナット色にしようかと言っていたのですが・・・

引き出しを磨き直してみたところ、そこにウォールナット色をのせると”塗りました”という感じが出てしまいそうだと工房が判断しました。

そこでお客様とご相談の上、引き出しの色味はそのままに、引き出しと本体のコントラストを楽しめるような形に仕上げることになったのです。

元の家具の色味はそのままでも、周りを変えてあげるだけでかなり印象が変わりますね。

完成品をご覧になったお客様も「わぁー！素敵！」と喜んでくださいました♪

納品時は次のスケジュールもありゆっくりお話しができなかったのですが、納品直後にこんな嬉しいメールをいただきました。

「思っていた以上に素敵に仕上げていただき、感激しています！！
あのサイズなら、今後引っ越しがあったとしても、祖母に買ってもらった婚礼家具と一緒に暮らし続けていけます。
本当にありがとうございました。」

気に入っていただけて何よりです！

確かにこのサイズであればどこにでも持っていくことができますね。お祖母様からの大切な贈り物がこれからもお客様の暮らしの中で輝き続けると思うと私たちもとても嬉しいです（＾＾）

素敵なご依頼をいただきありがとうございました！

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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