2022-01-22
オーダーリメイク
婚礼家具をスカンジナビアンなサイドボードに!こだわりのリメイク♪
婚礼家具の洋服タンスから、スカンジナビア スタイルのサイドボードにリメイクさせていただきました。
こちらがお客様からリメイクをご依頼いただいた婚礼家具。
W1850 D620 H1950の4枚扉の洋服タンスでした。ご結婚当時から37年間使い続けてきたものだそうです。
新築のご新居にお引越しするにあたり、洋服タンスとしては必要なくなってしまうとのこと。「捨ててしまうのはどうしても忍びなくて…」とリメイクのご相談をいただきました。
目次
洋服タンスからのサイドボードへのリメイクのご依頼
お客様のご希望は、大きさを抑えたサイドボードへのリメイク。
シンプルなスッキリとした感じがお好みとのことで、お客様の婚礼タンスからどのようにリメイクさせていただくのが良いか、家具のお引き取り時にじっくりお打ち合わせしました。
お打ち合わせ後にも、お客様はリメイク後のデザインをイメージするために様々な家具を見てみたいと家具屋さんを巡られたそうです。
そして、お好みのイメージをたくさんメールで送ってくださいました。
お客様のインテリアへのこだわりを感じて、とっても刺激的でした!
送っていただいた画像などを拝見しながら、お客様の求めていらっしゃるイメージをリメイクでどのように実現できるか、『家具作りたいおっさん』(ルーツファクトリー代表阪井)が考えていきました。
用途に合わせた仕様、スッキリとした見た目にリメイク!
考えに考えを重ね、出来上がったサイドボードがこちら!
洋服タンスの扉3枚を活かして、両サイドに開き扉、真ん中に3段の引き出しを配置したサイドボードにリメイクしました。
開き扉の内部は、上段にパソコンを寝かせて置いたり下段に大きなものを入れたりするかもしれないとお聞きしていたので、幅広い用途で使えるように棚板の可動位置を3段階にしました。
表はスッキリとした感じになるように、できれば取っ手は付けたくないとご希望いただいていたので、開き扉・引き出しともにプッシュラッチを採用。
扉はプッシュラッチだけでは開けにくそうだったので、扉の上面に手がかりを掘り込みました。
実はこの掘り込み一つとってもかなり工夫を凝らして加工しています。
というのも、こちらの扉はフラッシュ構造でできていたため(タンスなどの大型家具の扉はフラッシュ構造でできていることが多いです)、普通に削ったら中の芯に使われている合板の積層が現れてしまいます。
それではあまり見栄えが良くないので、今回は断面に無垢材を入れて、掘り込んだらその無垢材が見えるようにしました。
引き出しの前板に仕立てた扉も同様にフラッシュ構造だったので、ただ単純にカットして終わりというわけにいきません。
アレをコレしてソウして…そのあたりは企業秘密なのですが、たっぷりと手間をかけた甲斐あってこの仕上がり!
まるで元から引き出しとして作られていたのではないかというほど違和感のない美しい仕上がりとなりました。
新規製作した脚なども、スタイリッシュに仕上がるように材の厚みや取り付けの角度など細部までこだわりました。
家具にこだわりをお持ちのお客様に喜んでいただけるように、とびきり頑張っちゃいました♪
生まれ変わった家具をお客様のご新居へ納品♪
さぁ、楽しみに待っていてくださったお客様のもとへ納品!
前のお住まいも素敵でしたが、ご新居もとっても素敵でした!
搬入時、梱包された家具をご覧になったお客様は「わぁ、小ちゃくなった!」と驚きのご様子でした。
梱包を解いている間「処分も考えたんですけど、なんだか捨てるのは忍びなくて…」と仰るお客様。そのお言葉に、リメイクをご依頼いただくまでの葛藤がみえるようでした。
そして、リメイクした家具をお披露目すると…
「綺麗!あぁ、嬉しいわぁ…いやぁ、ありがとうございます!」
噛み締めるように発せられるお言葉に、こちらも嬉しくなりました。
お客様は「リメイクのイメージ、色々送っちゃってごめんなさい。どうすればいいかわからなくて、ピンときたものを好きなように送ってしまって…」と仰っていたのですが、いえいえ、お客様からイメージを頂いたからこそ出来たリメイクです!お客様の理想の家具を製作させていただけて光栄です。
「面影もあるし、全然違う形で使えるのも嬉しい!」とお客様の笑顔を見ることができて、家具作りたいおっさんもガッツポーズをしていました。
お客様のご希望、たくさんお聞かせください♪
納品後、家具作りたいおっさんの声は弾んでいました。
「はぁ〜♪素敵なお部屋にお邪魔するとそれだけで嬉しくなるね。良いもの見た!って感じで。リメイクした家具も喜んでもらえて嬉しいなぁ。」
その声から、おっさんは本当に家具を楽しんでいるんだなぁ、お客様の大切な家具を心を込めてリメイクしているんだなぁということが感じられて、なんだか頼もしく思いました。
お客様から家具のご相談をいただく中で「アレコレと希望を言っちゃってごめんなさい」と仰る方もいらっしゃるのですが…大っ歓迎です!
むしろたくさんご希望を聞かせていただいた方が作るものの方向性が明確になっていくので、どんどんご希望をお聞かせください♪家具作りたいおっさんも「無茶振り大好き!」と申しておりますので。笑
お客様の「こんな家具が欲しかった!」を実現できるのが一番なので、何でもお気軽に仰ってくださいね〜!
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
Follow @yurimatataroots
素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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