和タンスの扉を活かしキャビネットにリメイク!小物用引き出しアリ♪
婚礼家具の和タンスをリメイクして、一回り小さいサイズの雑貨収納キャビネットを製作しました。今回のリメイクのお話は、先週からご紹介している事例の続きです。
和タンスの下部は引き出し一段分高さをリサイズし、上部のお着物収納はお客様のご新居のウォークインクローゼット内で使用できるようにキャスター付きのチェストにリメイクしました。
そして、今回ご紹介するのは和タンス上部の外側のリメイクについて。
それぞれのリメイク方法はお客様とじっくりご相談の上決まっていったのですが、とりわけ今回ご紹介するリメイクはどこの部材をどのように使うか、かなりアイデアが必要とされました。
まずお客様は、開き扉などを使用して、リサイズした和タンス下部と同じ高さ(H855)のW750×D500程度のキャビネットを作りたいと仰っていました。
そして、できれば小物を収納しやすいように小さめの引き出しも付けてほしいとご希望いただきました。
ただし、タンスの扉の大きさは1枚でW505×H640でした。
天板や脚の分の高さを考えると、上部や下部に引き出しを付けようとしてもかなり浅いものになってしまうし、かと言って左側や右側に付けようとしてもこれまた幅の小さいあまり使い勝手の良くないものになってしまいます。
そこで、お客様にご相談したところ、キャビネットの幅全体をW850程度まで広げて扉の左右どちらかに引き出しを付けてほしいとご希望いただきました。
これでサイズ面の問題はクリアしました。あとはそのサイズに従って製作するのみ!…と言いたいところですが、家具のリメイクの場合そうもいきません。
家具をどうやって分解していくのか、また、分解した部材をどのように新しい部材として仕立てるのか…など、課題はたくさんあります。
でもまぁ、そこは数々の家具をリメイクしてきた工房スタッフたちに頑張ってもらうことにして、時折工房からの相談事項をお客様とやり取りするなどしながら、ただただ素敵な家具の完成を心待ちにしていました。
さて、どのようなキャビネットが出来上がったのでしょうか!リメイク完成後はこちらです♪
和タンスの扉や天板、底板、側板などをたっぷり生かしたキャビネットが完成しました。
それぞれサイズを縮めるにあたり加工したのですが、手を加えたとは思えないほどの馴染み具合です。
新しく作った脚は、テーパーカットしてお洒落に仕上げました。
扉や引き出しを開けた内部はこのようになっています。
扉内には棚板を1枚取り付け、引き出しはスライドレールを取り付けて開け閉めしやすく。
そうそう、引き出しも違和感なく馴染みすぎていてまるでタンスの部材を使用したように見えますが、実はこちらは新しい材料で製作しています。
和タンスの引き出しはとても浅かったので、キャビネットでの使い勝手を考え新しい材料から作ったのです。こんなにしっくりと馴染むなんて!
お客様のもとへ納品すると、お客様も「ええぇっ!?すごい!!」と驚かれていましたd( ̄  ̄)
先日ご紹介した、和タンスの下部をリサイズした家具とぴったり高さが合っています。家具同士のラインが揃っていると気持ちいいですよね。
「素敵な家具にリメイクしていただき、とても嬉しいです。」と喜んでくださったお客様。
お客様の大切な家具をリメイクさせていただいて、そのように言っていただけるなんて、これほど嬉しいことはありません。
ご依頼いただきありがとうございました!
(↓和タンス下部のリメイク、上部着物収納のリメイクについてもぜひご覧ください♪)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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