2020-09-12

ちゃぶ台をお仏壇台にリメイク！家族で囲んだ家具の思い出これからも

近頃、婚礼タンスからお仏壇やお仏壇周りの家具へとリメイクさせていただいたお話を続々とご紹介しています。

というのも理由は他ならず、お仏壇などへのリメイクについてたくさんのご相談をいただいているからです。

思い出の品を収納したい…婚礼家具をお仏壇用キャビネットにリメイク

そして、ご相談いただく家具は婚礼タンスだけではありません。また、実際にリメイクできるのも婚礼タンスだけではありません。

今回は、ちゃぶ台からお仏壇を置く台にリメイクさせていただいたお話をご紹介したいと思います。

リメイクのご相談をいただいたのはこちらの欅のちゃぶ台。

お客様がご家族でお食事をする時などに使われていた思い出のちゃぶ台だそうです。

お客様は、ご家族が亡くなってご実家の他の家具は全て処分されたそうなのですが、こちらのちゃぶ台だけはずっと手放さずにいたと仰っていました。

それでも、ちゃぶ台を使うことはなくなり、「部屋の隅に置いていてもなんだかなぁ…」とリメイクを考え始めたとのことでした。

そして、インターネットで色々と業者を探されていたところ、ルーツファクトリーの過去リメイク事例がたくさんあるのをご覧になって「ここなら安心な気がする！」とお問い合わせくださったそうです。ありがとうございます！

さて、お問い合わせいただいた当初、お客様はどのようにリメイクするのが良いか悩んでいらっしゃいました。

壁につけて使えるようにしたいけど、長方形にするべきか、もしくは半円形にするか・・・

そこでじっくりとお話しをお伺いして、より面影を残すことのできる半円形にすることにしました。

リメイクの方向性が決まり、家具のお引き取りを兼ねてお客様のお家へ詳しいお打ち合わせに。

現地で、家具にスケールを当てながら、お客様と一緒にサイズの確認をしていきます。

ちゃぶ台の天板サイズは直径900mm、高さは300ちょっと。

天板は半分よりもう少し大きいくらいのサイズが良いとご希望いただき、高さについては座って拝むのにちょうど良いとのことで、H600にすることになりました。

そこで、家具作りたいおっさんが閃きます。

「天板を大小2つの半円形になるようカットして、ピラミッド型の2段の台にするのはどうでしょう？」

そうすればちゃぶ台の脚も生かすことができるし、天板も余すことなく使うことができます。

お客様は「なるほど！それはいいですね！」と言ってくださり、家具をお預かりして工房にて詳細を詰めることになりました。

家具をリメイクする際には、大きさや形に限りがあるため材料の取りとデザインのバランスをしっかりと見極めなければいけません。

直径900mmという円形の中から、お仏壇をバランス良くのせられるように、かつ2段の天板が使いやすいように・・・

ちなみに、ちゃぶ台の天板はフラッシュ構造といって中が中空になっているためカットすると強度がもたなくなります。そのため、その補強をどのようにするかも考えなければいけません。

そんなこんなで、”元の家具をなるべくいじらずにリメイクする”というのは、それはそれですごく大変。

でも、家具を大切にされてきたお客様の思いを聞いているので、大変さより「リメイクを喜んでもらいたい！」という気持ちの方が勝ります。

そうしてリメイクが完成した家具がこちら！

見事、ちゃぶ台の面影はそのままに、高さのあるお仏壇台となりました！

ちゃぶ台の脚が天板と天板を支える柱としても活躍しています。

ちゃぶ台からのリメイクならではのお仏壇台ですね。こんな方法でリメイクできるなんて、驚きです。

お客様のお家へお届けにあがったところ、「わー、すごい！良い感じですね！」と喜んでくださいました♪

お部屋にもよく馴染んでいますね（＾＾）

家具の設置後、梱包材などの片付けをしているとお客様からこのようなお言葉をいただきました。

「家族で囲んで使っていたちゃぶ台。これから毎日、ご飯をいただく前に手を合わせたいと思います。限られた予算の中でこんなに素敵に仕上げていただいてありがとうございます！」

こちらこそありがとうございます！！お客様の大切な家具をリメイクさせていただけて光栄です。

ルーツファクトリーでは、お客様の大切な家具、思い出の家具からお仏壇やお仏壇周りの家具へのリメイクを承っています。

婚礼タンスやテーブル、その他の家具でもリメイク可能です。長年積み重ねきた経験と技術、そしてアイデアでお客様のご希望を叶えます。どうぞお気軽にご相談ください（＾＾）

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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