2024-01-04

足踏みミシンをリメイク。インテリアに合わせたコンソールテーブルに

シンガーの足踏みミシンをテーブルとして使えるようにリメイクさせていただきました。

お客様のお母様がご生前に大切にされていたという足踏みミシン。

ご実家を解体することになったけど、お母様のことが大好きだったからお母様が大切にしていたこちらのミシンだけはなんとか世田谷の自宅に連れてきてあげたい…とお客様からご相談いただきました。

天板をフラットにしてコンソールテーブルのような感じにできたら自宅で使っていくことができそう、とリメイクのご希望をいただきました。

サイドの引き出しは残したいけれど、化粧材が剥がれてしまっているのも気になるとのこと。

脚フレームには経年の錆が出てしまっていて、これから先長く使っていくためにはお手入れした方が良さそうでした。

お色味もご自宅のインテリアからは少し浮いてしまうとのことで、せっかくなので綺麗に修理するだけでなくお部屋の雰囲気に合わせた塗装もさせていただくことになりました。

（お客様がご自宅で使われていた家具）

足踏みミシンのアンティーク感を残しつつ、清潔感のある仕上がりに…

その加減がなかなか難しく、職人の腕の見せどころです。

そして今回、「なるべく元の部材を活かしてほしい」というお客様のご希望のもと、天板は新しく作るのではなく既存天板を加工し直してフラットにしました。

元々段差のあった天板。リメイクの様子を見ていても、「えぇっ！？ここから綺麗にフラットにできるの！？」と驚いてしまいましたが…

ふふふ、今回も素敵な仕上がりになりました。

ぜひ完成写真をご覧ください。どうぞ！

元の足踏みミシンのパーツをたっぷりと活かし、趣のあるテーブルが完成しました。

小傷などは残しながら、3分艶の黒塗装でアンティーク感のあるシックな仕上がりに。

そして天板、元は段差があったなんて信じられないですよね。

元の天板を活かしたことで、特徴的な縁の面取りも残すことができました。

繊細な形状の脚フレームも、丁寧に磨き綺麗に塗装しました。

背面もばっちり仕上げました。

こちらのテーブルを、お客様のご自宅リビングに納品させていただきました。

鉄脚で床を傷つけてしまわないように脚カバーも製作させていただいたのですが…見てください♪コロンとしていて可愛いですよね。

お部屋に設置させていただくと、なんとまぁ素敵なんでしょう！

お部屋のインテリアともとってもお似合いです！

お客様は天板の縁を撫でながら「他のところでリメイクされたミシンテーブルを見てみたけど、天板がカクカクしているものが多かったんです。今回このようにリメイクすることができて嬉しいです。」と仰っていました。

元の天板を活かしたリメイクは大変でしたが、仕上がりを気に入っていただけて何よりです！

お客様がさっそくお花を飾られて、さらに素敵な雰囲気に♪

足踏みミシンを愛用されていたお母様もきっと喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。

大切な家具のリメイクをおまかせいただきありがとうございました。

ルーツファクトリー
ユリマタタ
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