お母様の上品な婚礼タンスが大変身!真白でモダンなお仏壇にリメイク
婚礼タンスからお仏壇にリメイクさせていただきました。
今までにも何度か婚礼タンスをお仏壇にリメイクした事例をご紹介してきましたが、今回はまたスタイルの違うお仏壇を製作させていただきました。
リメイクのご相談をいただいたのはこちらの婚礼家具。
こちらはお客様のお母様の婚礼家具だそうで、洋服タンスと和タンスのリメイクをご依頼いただきました。
お引越しを機にリメイクしたいとご相談くださったお客様。大きく高さもある婚礼タンスを、防災のことも考えて背の低い家具にしたいと仰っていました。
何点かの家具にリメイクしたいけど、実際にタンスを見てもらいながら打ち合わせをしたいとご希望いただき、家具のお引き取りも兼ねてお客様のお家にお伺いしました。
お伺いして決定したのは、お仏壇とチェストと電話台を製作するということ。(チェストと電話台についてはまた別のブログでご紹介します)
現地でお客様のご希望を目一杯ヒアリングして、家具をお預かり後、検品しながらデザインの詳細を詰めていきました。
詳細を詰めるといっても、家具のリメイク、特にお仏壇へのリメイクの場合、造りがかなり複雑になることもあり”家具のどの部分をどのように使用してどんな風になる”ということを事前にイメージ図にすることが難しかったりします。
そのため、お客様とは過去製作事例の写真などを元にイメージやコンセプトをやり取りし、”何がしたいか”という部分をお互い明確になるようにしました。
お客様からは創価学会のお仏壇にしてほしいとご希望いただきました。創価学会のお仏壇はその特徴の一つに『厨子』があり、扉の中にさらにもう一つ扉を作る構造にします。
また、婚礼家具を通して故人の思い出を感じることができるよう各所に元素材を使用することにしたのですが、長年使われてきた婚礼タンスは傷みなどもあったためそれをカバーすることも必要です。
淡路島工房で家具作りたいおっさんを始め工房スタッフが、ああでもないこうでもないと思案を重ねて、デザイン、そして製作を進めました。
そうして完成したお仏壇がこちら。
婚礼タンスの扉を生かして元の面影を残しながら、洗練されたモダンなお仏壇に生まれ変わりました。
お客様のご新居が白基調のお部屋だったこともあり、ご相談の上お仏壇にも白塗装を施しました。
内部の厨子についてはこのようになっています。
こちらにも婚礼タンスの扉が。
完成されていた扉を分解して加工して、新しい家具に合う扉に仕立てる・・・これがどれほど大変な作業かというのは、私の口からは説明できないほどです。
一つ言えるのは、果てしなく地道な作業の積み重ねの上に、このように「サイズは違うけど統一感のある扉」ができるということ。
そうなのです、外側の扉と内側の扉は、当然ではありますがサイズが違うのです。あまりにも自然な仕上がりに私は最初見過ごしてしまったほどです。
ちなみに、内側の扉を開いた最奥部には婚礼タンスの扉オリジナルの姿が。
引き出しなども婚礼タンスのものを使用しています。
婚礼家具のエレガントさはそのままに、モダンに仕上がったお仏壇。
かなり気合を入れて製作させていただいたので、お客様には長いことお待ちいただいてしまったのですが、生まれ変わった家具をご覧になったお客様は「すごい!想像以上!」と喜んでくださいました(^^)
特別な思いの込もった家具から作るお仏壇は素敵だなぁと改めて思いました。
さて、一緒に製作させていただいたチェストや電話台についても後日ご紹介します。
そちらもお楽しみに♪
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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