お客様を泣かせちゃった!1年以上経つ今も忘れられないリメイク家具


もともとお問い合わせをいただくことの多い、家具のリメイク。


ここ最近急激に増えている気がします。お盆の帰省シーズンだからでしょうか。「実家にある家具のリメイクについて相談したいんですけど・・・」というお話もたくさんいただきます。


中でも多いのが、婚礼家具のリメイク!





結婚するときに買った、プレゼントしてもらった、もしくは親御さんがずっと大切にされていた、など、思い入れのある家具としてお持ちになっている方が多くいらっしゃいます。


婚礼家具のリメイクといえば、私が始めて納品に行ったのも、婚礼タンスをリメイクした家具でした。


すごく印象的で、1年以上経つ今も、その時のことがありありと思い出されます。






「婚礼タンスをお仏壇にリメイクした。」



初めての納品、お客様のお宅へ伺う前に、家具作りたいおっさんからそう聞いていました。その他にも、引き取りの時の話を聞いたり、社内連絡で製作途中の写真を見たりはしていたんですけど、いまいちピンときていませんでした。



婚礼家具をお仏壇に??



本当にそんなことができるの?



(↑お客様からリメイクのご依頼をいただいていた婚礼タンス)


お客さまも、まさか婚礼家具からお仏壇を作れるとは思いもしなかったようで、お問い合わせいただいた時は「カラーボックスのような、簡易的な、お仏壇代わりにできるものを作ってほしい」とお話しされていたそうです。


正直、当時ROOTS FACTORYに入って2ヶ月ばかしだった私には、このことについても不思議でした。


お客さまが「これでいい」と言っているのに、どうしてそんな大変そうな道を選ぶの・・・?


もう何年も家具を作り続けて木工に長けているとはいえ、お仏壇を作るとなったらそう簡単にはいかないんじゃないの?



(↑淡路島工房オニオンベースでの家具製作打ち合わせ風景)


家具作りたいおっさんは、このリメイクのためにお仏壇のことを一から勉強したと言ってました。「普段から目にしているものではあるけど、まじまじと見たことはなかったから。」と。でも、そんな話を聞いてもやっぱりピンとこない私・・・。


本当にお客様に喜んでもらえるものができたのかしら。


そんなドキドキな気持ちで、初めての納品を迎えました。





お客様のお家に到着すると、リメイクをご依頼ただいた奥様と娘さん、そしてそのまた娘さんが皆さんで出迎えてくださいました。



↑伺う前に、ちょうど工房のある淡路島で玉ねぎ収穫をしていたので、お土産にお渡ししました。)


笑顔で出迎えてくださったのに、納品初めての私はド緊張!変なことしちゃわないか、失礼がないか、そんなことで頭がいっぱいでした。


そして、ご挨拶の後すぐ、リメイクした家具を家具作りたいおっさんが手際よくお家の中へ運んでいきました。





いよいよ、生まれ変わった家具とお客様がご対面。


お客様はどんな反応をされるのか・・・


ドキドキドキドキ側から見守っていたんですけど・・・





そこでなんと・・・



お客様を泣かせちゃいました゜・(ノД`)・゜・



涙の理由は・・・?納品時の映像があるので、どうぞこちらをご覧ください。





お仏壇に生まれ変わった婚礼タンスをご覧になったお客様は、ポロポロと涙を流していらっしゃいました。


実はこの後、インタビューをさせていただいたんですけど、インタビュアーの私も涙が止められなくなってしまいました。


納品時のインタビュー中に家具にまつわるお客様のお話をお聞きして涙が止まらない


奥様と旦那様がご結婚される時に、結納金を貯めて購入されたという思い出の婚礼タンス。旦那様が亡くなって、奥様が娘さんのお家に同居することになったけど、元のままでは大きすぎて持っていけないとのことで、ROOTS FACTORYにご相談いただきました。


ROOTS FACTORYにご相談いただく前、行政に処分してもらうことも考えたそうなんですけど「粗大ゴミとして目の前でバリバリと壊されるのは、絶対見るに耐えないと思った。」と仰っていました。





その後、他にも家具のリメイクを行っている業者さんを見てみたけれど、桐タンス専門だったり「モダンな〜」などの謳い文句が書かれていてイメージするものと違ったり・・・悩みに悩んでいたところ、ROOTS FACTORYを見つけてくださったそうです。


そして、ROOTS FACTORYのホームページに


「思いを大切に、一緒につくります。」


と書いてあったのをご覧になって、信じてみようと思ってくださったそうです。でも、お引越しの準備期間がなく、お引き取りやお打ち合わせの時間が十分に取れなかったこともあり、ご依頼頂いてから不安に思うこともあったそうです。



(↑婚礼タンスをお引き取りさせていただいた時の様子)


「信じてみようとお願いしてみたものの、やっぱり不安もあって。何度も『これで良かったのかな』と思っちゃったりもしました。」


そして、涙ながらにこう続けてくださいました。


「不安に思ってごめんなさいと思うほど、こんな素敵にして下さって。あんなにバタバタの中お願いしたのに。本当に、本当に、ありがとうございます。」





お客さまが言葉にはできない、たくさんのものを拾い集めて、お客さまが本当に望んでいるものをつくり出す。


そんなことを目の当たりにして、納品前に抱いていた「どうしてお仏壇を作ったの?作れたの?」という疑問が、吹き飛んだ瞬間でした。





お客様からは、その後にもメールを頂きました。


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「一周忌の法要には、親戚から『いいものができたんやね』とか『こんなことも出来るんやね』とみんなで眺め、祥月命日は、主人がちゃんと納まったキャビネットの前で家族と思い出を語りながら過ごしました。


扉の素晴らしさはもちろんのこと、思い出のタンスをそのまま表していただき、まだ側にいてほしい遺骨も下の扉の中に思い出の品と一緒に納めました。私もその横にちょうど入る広さ・・・(*^^*)


ホンマに感謝しかありません。ありがとうございました。」




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ROOTS FACTORYでは、お客様の「その家具とずっと一緒にいたい。」という気持ちを叶えるために家具をリメイクします。


「ただ家具を作る」のではなく、「お客様の思いを叶える一番の方法は何か」というところまで考えて、お客様と一緒に家具をつくります。そうして出来上がった家具は、永く永く、お客様に寄り添います。


「そのままでは一緒にいられないけど、どうしても捨てられない家具がある。」


そんな時は、どうぞご相談くださいね。


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ユリマタタ
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ

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