収納ボードを3つの家具に分割リメイク!製作〜完成までの道のりは?
今回は前回のブログに引き続き、大型壁面収納ボードのリメイクについてご紹介します。
あまりにも立派な壁面収納ボードで、お引き取り、リメイク製作、納品、すべてにおいてエピソード満載となったリメイク。
前回、家具のお引き取りについてご紹介したので今回はリメイク製作〜完成までのお話を書いていきたいと思います。
オフィスのお引越しに伴ってこちらの壁面収納ボードが入るお部屋がどうしても見つからず、それならリメイクで分割して使うことができたら・・・とご相談くださったお客様。
↓のように、上部中央の開き扉部分、右端の開き扉部分、下部中央の引き出し収納部分をそれぞれ独立した家具にしたいとご希望いただきました。
(私の拙いイラストですんません(´༎ຶོρ༎ຶོ`))
デンマーク・オルホルム社製のとても造りの良い家具だったため、なるべく元の部材を生かしてリメイクさせていただくことにしました。
元の部材を生かすのであれば、家具を機械でスパッとカットして断面にガチャっとパーツを移植でき・・・ればいいのですが、そう簡単にはいきませんw
海外製ということもあり、仕様や使われている金物がかなり特殊で、リメイク作業はとても複雑なものとなりました。
家具を分割するにあたって新しく必要になる要素もあります。
例えば、上部中央の開き扉部分は底がパネルとなっているため、そのまま床に置くのは良くありません。そこで、元の雰囲気を損なわないようにしながら台輪を新規製作しました。
また、右端の開き扉を使用した縦長のキャビネットは上部まで繋がっていた側板をカットすることになり、そのままでは小口(カット断面)が見えてしまうので天板を新規製作しました。
そして、下部中央の引き出し収納。こちらはサイズが大きいため、いざまたお引越しすることになった時のために組立式にする必要がありました。
うむむ・・・ちょっと書き出そうと思っただけなのに色々出てきちゃいましたねw
そんなこんなで、家具作りたいおっさんはじめ工房スタッフが頭をフル回転させながらリメイクした収納ボード。
このように仕上がりました!
上部中央の開き扉部分をリメイクした3枚扉のリビングボード。
右端開き扉部分をリメイクした縦長キャビネット。
下部中央の引き出し収納をリメイクしたキャビネット。
まるで全部元々ユニットになっていたのではないかと思えてしまいますね!
先ほど新規製作した部分もあると書きましたが、どこがそうだったのかわからなくなってしまうほどです。
どこから見ても、違和感のない仕上がり。
そして、このサイズであれば確かに様々なお部屋に設置することができそうです。
お客様からのご希望で、縦長キャビネットと引き出し収納ボードは新しいオフィスに、3枚扉のボードはお客様のご自宅に納品させていただくことになりました。
無事にリメイク完了した家具たちですが、お客様のもとにお届けするまでがお仕事。納品完了まで気を抜けません。
開き扉の2つの家具はごく普通に運べるサイズでしたが、引き出し収納ボードは分割したものとはいえかなり大きいサイズでした。
そのため、納品時にもまた一山。でも無事納品完了した時にはお客様と喜び合うことができました。
というわけで、次回のブログで納品の時のことを書いて終わりにさせてください。果たして幅2050mm、高さ1040mmの引き出し収納ボードをどのように搬入したのか・・・お楽しみに!
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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