ベンチを椅子型の飾り棚にリメイク。お客様の息子さんにご要望頂き…
パインのベンチから、椅子型の飾り棚にリメイクしました。
このリメイクは↓のブログでご紹介した経緯でお客様にご依頼いただきました。ぜひ合わせてご覧ください♪
今回、お客様のご自宅マンションのリフォームを機にパインのダイニングセットのリメイクをご依頼いただいたのですが、お客様ご夫妻が息子さんにそのお話をなさると、息子さんも「自分もリメイクした家具をひとつ欲しい!」と仰ったそうです。
リメイクをご依頼いただいたダイニングセットには、お客様ご家族が飼っていらしたワンちゃんとの思い出も詰まっているそうで…
亡くなったワンちゃんがつけたというかじり跡を残しながら、リメイク家具を作ってほしいとご依頼いただきました。
息子さんからご希望いただいたのが、椅子型の飾り棚。
ベンチの側板をそのまま活かし、幅は前回ご紹介したスツールと同じ大きさ(W540)に縮小。座面は木製にして、物を置けるようにとご希望いただきました。
さて、ここで悩ましいのが、座面や背板の部材をどうやって用意するか。
元の座面や背板をリサイズして使うこともできますが、このリメイクの他にもベンチの部材を使って本棚にリメイクすることをご依頼いただいていたので、それをしてしまうと本棚の方の材料取りが厳しくなってしまいます。
また、ベンチの部材は無垢材だったため加工の自由度は高かったのですが、とはいえ一度”家具”に仕立てられたもの。金具が仕込まれていたり接合加工がされていたりするため、元あるサイズ分の材料が取れるわけではありません。
そんなわけで、ダイニングセットの部材から取れる材料を緻密に計算し、パズルのように組み合わせを考え、リメイク方法を決めていきました。
家具のリメイク作業は、実際に材料を切ったりつなげたりする加工作業も大変なのですが、その前段階のデザイン作業もかなりの労力を必要とします。
でも…
その甲斐あって、今回もお客様に喜んでいただける仕上がりとなりました。リメイク完成品はこちらです!
形は大きく変わりましたが、特徴的なベンチの側板を活かしたこともありしっかりと面影を感じられる仕上がりに。
W540×D600×H835と大きめサイズですが、座面や背板をすのこ状にすることで圧迫感のない軽やかな印象となりました。
また、フレームにはお客様が「飼っていた犬との思い出」と仰っていたかじり跡が。
ダイニングセットという本来一つの場所で使う家具が、リメイクすることで別々の場所で使える家具となり、お客様ご家族が皆様それぞれの場所で使えるように…
家具のリメイクは、ただ家具の形を変えるというだけでなく、様々な思いを繋ぐことができるのだなぁ…と改めて感じました。
さぁ、いよいよ次回のブログがこちらのパインのダイニングセットリメイクシリーズ最終回です。
最後にご紹介するのは、ベンチの部材を活かしてリメイクした本棚。どのようなリメイクとなったのか…ぜひ最終回もご覧ください♪
(ベンチ→本棚のリメイクについて、8月30日ブログアップしました↓↓)
(その他のリメイクについて、こちらもぜひご覧ください♪↓↓)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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