子どもたちの本気パワーを見た!プレーパーク「こども商店街」
こんにちは、ROOTS FACTORY特派員&シモキタベーススタッフのオーニシです。
こちらのブログでご紹介した、梅ヶ丘の羽根木公園で開催されている「せたがや梅まつり」
今年も行ってきましたよ!
物産直売コーナーで売っている川場村のりんごを買い、息子は大好物のチョコバナナとイカゲソ揚げを食べて大満足。(なんちゅう組み合わせなんだ)
こんな食いしん坊親子ですが食べてばかりではなく、もちろん花も楽しんできました。
心残りはまたしてもぐんまちゃんに会えなかったことだけです(涙)
さて、今回のブログでは前回のご紹介でもちょっとふれた「プレーパークせたがや」についてお話したいと思います。
羽根木公園にあるのは、今年で開設40年になる、日本でも草分け的存在のプレーパークです。
最近、「公園では禁止事項ばっかりでなかなか好きなように遊べない」なんていう話を聞いたりしますが、結構前からそういう疑問を持った人たちがたくさんいたんですね。
プレーパークでは木登りも、穴掘りもOK、たき火だってできちゃう。
子どもたちが自分の手で建てた小屋なんかもあります。
禁止事項がないかわり、「自分の責任で自由に遊ぶ」のがモットーです。
すぐ倒れるかもしれない小屋、「危ないから作っちゃダメ!」ではなくて、「じゃあ、どうやったら倒れにくくなるか考えてみよう!」というのがここのやり方なのです。
そんなプレーパークでは毎年「こども商店街」が行われています。
子どもたちが自分でお店を建てて、売るのも自分の手作りの商品、本物のお金をやりとりする商店街です。
プレーパークのモットーにのっとった商店街の約束は4つ。
①店作りから片づけまで、ぜんぶ自分たちでやる!
②売るものはすべて手作り、家にあるものなどをそのまま売るのはナシ!
③もうけの1割を集めて、使い道は商店街のみんなで相談して決める!
④ひとつの商品の値段は100円まで!
これに加えて、食べ物屋をやりたい子、火を使いたい子は「フードマイスター講習」「ファイヤーマスター講習」を受けて免許を取ることになっています。
講習というとめんどくさそうだけど、子どもがやる気になれそうなカッコいいネーミングなのがいいですね!
(写真は前回のこども商店街の様子)
さて、③の「もうけの1割」ですが、「売り上げの1割」ではありません。ちゃんと材料費は引くことになっています。
親の方にも「家にある材料を使ったときも、材料費はとるようにしてくださいね」と保護者会で説明がありました。
たとえば食べ物屋さんをやるとして、「お砂糖はうちにいっぱいあるからそれを使おう!」と思ったら、スーパーで買ったりするのと同じように、その分のお金をおうちの人に払おうね、ということです。実際にいくら受け取るかは親の裁量になりますけど。
本物のお金を使い、原価計算もして……と、子どもたちはガチの商売をするわけです。
親の出番は、あとは見守ることだけ。見守る、といっても口を出さずにいるのは意外と大変ではあるのですが(^-^;)
陳列台が傾いてるとか、
おつり間違えてないかとか、
パンケーキが生焼けっぽくはないかとか、
紙コップにほこりが入らないかとか、
親からしたら気になることだらけですし。(飲食系は特に)
そういうときは「お客さんの立場で伝えてあげてください」と言われています。
「自分の責任で自由に遊ぶ」の精神がここでも生きているのですね。
なにより、子どもたち自身が本気でお店に取り組んでいますから、親が口を出すのも野暮な話。
今年のはねぎプレーパークのこども商店街は、3月16日(土)に開かれます。そろそろ、子どもたちのお店作りが始まる頃です。
こんな本気で楽しい催し物を子どもたちが見逃すはずもなく、毎年ものすごくたくさんのお店が出ます。
うちの息子も、店を出すにしてもお客さんとして参加するにしても、いつも楽しみにしています。
子どもたちのやる気をぜひ受け止めてあげたい、とキャパぎりぎりの中でずっとなんとかやりくりしてきたそうなのですが、今年はついに参加者抽選という事態になりました。スペースの問題だけでなく、お店の材料になる木材の用意が厳しくなっているという事情もあるみたいです。
新しく買うだけでなく、解体現場からもらってきたりもしているようですが、「子どもたちが作りたいものを自由に作る」ことを大切にするには、十分な用意ができないかもしれない、とのこと。
そこで、大変あつかましいのですが、ここをご覧くださっている皆さまにお願いがあります。もし
「そのあたりで近々解体するところ知ってるよ」とか
「端材が出るからそれなら分けられるよ」とか
そのような情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひプレーパークさんにお伝えいただけないでしょうか。
こんなに楽しそうで、エネルギーがあふれている空間って、そうそうあるものじゃありません。
親だからじゃなく、大人の一人として、ぜひ応援したいと思います。
ここに限らず、お近くにプレーパークがあったら、ちょっと気にかけていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!
ROOTS FACTORY東京店シモキタベース
スタッフ・オーニシ
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