洋服タンスを本棚にリメイク!特徴的な扉を側板に活かし面影たっぷり


お客様から「家のリフォームをするにあたり、家具をそのまま持っておくことが難しくなってしまいました」とリメイクのご相談をいただきました。


「長く使ってきて思い出もあるから、リメイクして使い続けたい」とご相談いただき、洋服タンスや桐タンス、サイドボード、机などなど、複数の家具をリメイクさせていただきました。一つずつ順番にご紹介していきたいと思います。


まず今回のブログでは、洋服タンスから本棚にリメイクさせていただいたお話をご紹介します。


こちらがお預かりした洋服タンスです。


リメイクのご依頼をいただいた洋服タンス


紫檀色の趣深いタンスですね。


上部は洋服掛けとなっており、下部は1段の引き出しとなっていました。


洋服タンスの内部


お客様は、横幅サイズを2/3ほどに縮めて本棚にしたいと仰っていました。そして、特に扉が特徴的だからそちらを活かしたいとのこと。


ルーツファクトリーではよくタンスの扉を本棚の側板に仕立て直してリメイクすることがあるのですが、そのことをお話しすると「イイですね!」と言っていただき、その方向でデザインを考えていくことになりました。


特徴的なタンスの扉


サイズが同じ右側の扉と左側の扉を活かし、本棚の側板に仕立て直します。


美しいデザインを活かすべく、余計な加工はせず、扉の大きさをほぼそのまま活かしました。


リメイク完成写真はこちらです。


洋服タンスの扉を活かしてリメイクした本棚


シンプルな形で、だからこそタンスの扉を活かした側板のデザインに目がいきますね。


サイズは、W900 D400 H1390。


タンスの扉をほぼそのままの形で活かしているのですが、本棚として使い心地の良いように細かなところに手をかけています。


使い心地良いように細かなところに手をかけた本棚


その一つが、側板の内側。タンスの扉裏は凹凸があり、蝶番の跡などもあったので、上から一層材料を貼って平らに整えました。


他のパーツもそうですが、新たな材料を用いているということが気にならないほど全体がよく馴染んでいます。


洋服タンスの扉を活かした本棚の側板


棚の位置は、雑誌など大きめの本もたくさん収納できるよう、下3段をH320確保し、最上段は残りの寸法でH258にしました。


棚板は、真ん中のものは強度確保のため固定式、他2枚は可変ダボで取り外しできるようになっています。


本棚の可動棚


お客様の気に入っていらっしゃったタンスのデザインを活かしながら、まったく異なる用途の家具へと変身させました♪


こちらの本棚を、リフォームが完成したお客様のお家へ納品させていただきました。


玄関入ってすぐのお部屋に設置したリメイク後の本棚


設置場所は、玄関入ってすぐのお部屋。お部屋に入ってすぐのところに素敵な家具があるって、憧れます…!そして、その家具を製作させていただいたことを光栄に思います。


お客様は「想像以上の仕上がり!」と喜んでくださり、後日メールでこのようにお知らせくださいました。

「本棚の大きさもちょうどよく、とても使い勝手がいいです。
仏壇のそばなので、持ち主の祖父母も見て喜んでくれたと思っています。」


リメイクを気に入っていただけて何よりです!お祖父様、お祖母様も、お孫さんであるお客様が家具を大切に引き継ごうとされているお姿に、きっと喜んでいらっしゃると思います(^^)


さて、今回たくさんの家具をリメイクさせていただいたので、次回以降続々ご紹介していきたいと思います。


次回は、同じく洋服タンスの引き出しを活かしてリメイクした家具についてご紹介します。お楽しみに!


(洋服タンスの引き出しを活かしたリメイクや、桐タンス、学習机、サイドボードのリメイクなど、↓のリンクからご覧いただけます。)

横長の引き出しをコンパクトな小引き出しにリメイク。1杯から2杯に



桐タンスをレストア。長い年月を経た風合いはそのままに使い心地良く



長年使われてきた学習机をリサイズ&レストア。引き出しもスムーズに



サイドボードをテレビ台にリメイク。引き戸に建具の昭和ガラスを使用







ユリマタタ
ルーツファクトリー
ユリマタタ


素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!

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