ご両親が遺された婚礼タンスをリメイク①引き出しを活かしテレビ台に
ご両親が遺された婚礼家具をリメイクして使っていきたいとのご相談をいただきました。
洋服タンス、和タンス、整理タンスの3棹の婚礼タンスから、パソコンデスクやテレビ台、チェストなどにリメイクできたらとお客様。
ご相談の上すべて製作させていただくことになったのですが、今回はそのうちタンスの引き出しを活かしてリメイクしたテレビ台についてご紹介したいと思います。
お問い合わせ当初、お客様は「どんなデザインにしたいかとか何も決まってないんです。そんな状態でも大丈夫ですか?」と仰っていました。
もちろん大丈夫です!家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)が魔法のヒアリングでお客様の内なるご希望を見つけだし、暮らしにぴったりの家具をご提案しちゃいます♪
まず、テレビ台のサイズを決めるにあたっては、設置場所の寸法も大事ですが、テレビを床に座って見るのかソファなど椅子に座って見るのか、その使い方も高さを決める大きなポイントとなります。
椅子に座って見る場合は、その座面高が何cmなのかによってもリラックスして見ることのできる高さが変わってきます。
お客様は床に座ってみる可能性が高いとのことだったので、今回は高さを抑えめにしたテレビ台を製作します。
テレビ台にはデッキなどは収納せずにテレビを置くのみとのことだったので、”テレビを置けるチェスト”というイメージでこちらのタンスの引き出しを活かしてリメイクさせていただくことになりました。
ただし、タンスの引き出しをそのままのサイズで使用するとリビング収納としては大きすぎるので、奥行きが350mmに収まるようリサイズすることに。
細々としたものを収納しやすいように、また、引き出しの開け閉めがしやすいように横幅もリサイズします。お客様とご相談の上、引き出しを真ん中でカットしてサイズを縮め、2列3段の引き出しに加工することになりました。
サイズの変更に伴い、引き出しを収める本体は新しい材料を使用して製作するのが良さそうというお話にもなりました。
お客様のお好みをお聞きして、今回はウォールナット材で本体を製作することに。
さぁ、とっても素敵なテレビ台が完成しましたよ。それでは、リメイク後の写真をご覧ください!
婚礼タンスの上品なお色味を活かした引き出しにウォールナットを合わせて、シックなテレビ台が出来上がりました。
サイズはW800 D350 H550。
婚礼タンスの引き出しは元々横幅が1m以上あったのですが、真ん中をカットして2列の引き出しにすることで全く違和感なくコンパクトにリサイズすることができました。
引き出しの本体への収まりを慎重にチェックし、スムーズに開け閉めできる仕上がりに。
ところで、本体はウォールナット材で新しく製作したと書きましたが、実は婚礼タンスの部材も一部使用しているんです。
それが、こちら。
タンスの側板の見附部分を切り出し、テレビ台の側板の見附に使用しました。
加工には手間がかかりますが、このデザインが残ることで婚礼タンスの面影をより色濃く感じることができます。
こちらがお客様のご自宅に納品させていただいた時のお写真なのですが、お客様とじっくりお打ち合わせしてリメイクしたこともあって、お部屋にとてもお似合いです。
さて、冒頭で3棹の婚礼タンスからパソコンデスクやチェストにもリメイクしたと書きましたが、そちらも婚礼タンスの面影をたっぷりと感じられ、なおかつお客様のお家にぴったりの仕上がりとなりました。
次回以降一つずつご紹介するのでどうぞお楽しみに!
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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