お祖母様の和タンスをリメイク!3人のお子様用のランドセルラックに
お客様のお祖母様が大切にされていたという和タンスをリメイクさせていただきました。
お客様はお祖母様のことが大好きだったそうです。亡くなってから8年近く経つけれど、お祖母様が大切にされていたタンスを処分する気にはなれなくて…と仰っていました。
今まではお客様の弟さんのご自宅に保管されていたそうですが、置き場所がなくなってしまったとのこと。この先どうしようかとご家族で相談されたところ、「なにか違う形で残したいね」というお話になりリメイクを検討されるようになったそうです。
お祖母様のお話を詳しくお聞きしたわけではないのですが、この家具のリメイクに至った経緯をお伺いして、とても素敵な方だったんだろうなぁと胸があたたかくなりました。
さて、お客様には3人のお子さんがいらっしゃるとのことで、リメイク案としてお子さんが使うことのできるデスクや本棚、ランドセルラックなどを候補としてあげていただきました。
和タンスが保管されているお家へ家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)と伺い、どのようにリメイクするのが良いかご相談を進めていきました。
「リメイク後もこれが祖母のタンスだったと感じられるように、できる限り元の形を活かしたい」とお客様。家具作りたいおっさんはじっくりと家具を見ながらリメイク方法を考えます。
そして…
最上段の引き戸部分をオープンにして、ランドセル収納にすることをご提案!
そのスペースをお子さんの人数分、3分割にするとちょうどすっぽりランドセルが入る大きさになります。また、下の3つの引き出しにはそれぞれ小物類を収納することができそうです。これはナイスアイデア!
中段は衣装盆を抜き、代わりに棚板を入れて縦2分割に。
高さを低くするため、下段は使用しないことにしました。
その他、年季もののため背板が割れていたり蝶番が傷んだりしていたため、この先長く使えるよう加工させていただくことに。
さぁ、元の家具を活かしながらのアイデアリメイク、今回も素敵な仕上がりとなりました!リメイク完成後はこちらです。
ふふふ、見事タンスの面影をそのままにリメイクすることができました。
余計な加工はせず元の構造を活かしながら、和タンスからランドセルラックというまったく別の用途で使えるようになりました。
ランドセル用の仕切りを入れたことで、それが補強になり天板の上にものをのせられるようにもなったんですよ〜。
ちなみに、天板は色褪せていたため他の箇所と合わせて再塗装しました。
割れてしまっていた背板には新しい材料を入れて、丈夫に仕上げました。
引き出しや扉を開くとこんな感じです♪
棚部分には本や書類を収納することもできそうですね。
ところで、開き扉の蝶番はかなり年季が入っていて、そのままでは近いうちに壊れてしまいそうでした。
でも、タンスの特徴の一つでもある蝶番…なんとか活かしたいという思いで、補強をして使用しました。
お祖母様、そしてお客様ご家族の思いが詰まったこちらの家具を、お客様のご自宅へ納品させていただきました。
当日はあいにくの雨だったので、家具が濡れてしまわないよう細心の注意を払って搬入しました。
梱包を解くと「あぁ、懐かしい」とお客様。「そのままの雰囲気で仕上げてもらえて嬉しいです!」と喜んでいただけました。
自分が大切にしていた家具をもし孫がこんな風に大切に思ってくれたら…そんなことを想像してほろりときてしまいました。まだ孫がいない私ですが( ̄▽ ̄;)
お子さんも、”自分のスペース”がある家具ができて嬉しいのではないでしょうか♪
後日、お客様からメールをいただきました。
「先日は雨の中ありがとうございました。
大切な思い出のタンスがリメイクされてくることとても楽しみにしておりました。
ランドセルもぴったり入り、引き出しには3人それぞれのハンカチ等が入りました。
とってもうれしいです。ありがとうございました☆」
ご家族皆様に気に入って使っていただけて何よりです!ルーツファクトリーにリメイクのご依頼をいただきありがとうございました(^^)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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