婚礼家具からお仏壇にリメイク!和タンスの見た目なるべくそのままに
婚礼家具の和タンスをお仏壇にリメイクさせていただきました。
ご依頼いただいたのはこちらの和タンス。上品な紫檀色に扉や引き出しの丸みを帯びた取っ手に愛嬌を感じる素敵な婚礼タンスです。
こちらはお客様のお母様の婚礼タンスとのことでした。亡くなったお父様もずっと大切にされていたそうで、何か良い形で残すことはできないかとリメイクを考えるようになったそうです。
そして、お客様のお姉様とご相談の末、家具のお仏壇へのリメイクも行っているルーツファクトリーに問い合わせをしてみることにしたと仰っていました。ありがとうございます。
お客様とお姉様のご希望は、婚礼タンスの見た目がなるべく変わらないようにリメイクすることでした。
また、高さ140cm程度の上段下段が分かれているタイプのお仏壇をご希望とのことで、タンスの開き扉部分・引き出し部分をともに活かすことにしました。
そして、横幅は60cm、奥行きは50cmくらいにできたら良いなとお話しいただきました。和タンスがそのまま小さくなったようにお仏壇にリメイクするには…家具作りたいおっさん(代表)をはじめ工房スタッフたちが熟考します。
お仏壇を作るにあたっては内部の仕上げも重要になり、また、家具の部材はただ単純に切り貼りしてリメイクしていけるわけではありません。
そのため、タンスのように大きさがあって材料を豊富にとれるように見える家具であってもどの部分をどのように使っていくか毎回思案します。
製作を進める前にももちろん設計作業をしますが、製作を進めながらでないとどのように加工できるかわからないことも多々あります。
そんな時は都度お客様とご相談しながら詳細を詰めていきます。
そうして出来上がったお仏壇は、まさに世界に一つだけのもの。今回はこのような仕上がりとなりました。
サイズは小さくなりましたが、「あの婚礼タンスから作られた」ということがありありと感じられます。
引き出しは婚礼タンス下部のものをリサイズして、取っ手もバランス良くなるよう位置を付け替えて作りました。
上部の扉もリサイズして、さらに折れ戸になるよう加工しました。折れ戸の小口は色合わせをして塗装しています。
まるで元から塗装されていたのではないかと思うほど、自然な色合いです。
内部も和タンスの部材を加工して仕上げていきました。
背面にはタンスの扉の向きを変えたものをあしらっています。なるほど、扉の向きを変えるとこんな印象に…変化がついてとてもお洒落です。
ところで、お仏壇底部の小さな引き出し。元の和タンスにはこんなに小さな引き出しはあったでしょうか。
いいえ、元のタンスにはありません。私も思わずリメイク前の写真を見返してしまいましたが、このサイズの引き出しはありませんでした。
実はこちらの小引き出しは、お仏壇の中に収まるように新しく作ったのです。なんと!色目もぴったり合いまったく違和感がありませんね。タンスの取っ手もよく馴染んでいます。
外観も内観もとことんこだわって製作したお仏壇。
お客様のお家に納品させていただくと、お客様もお姉様も「おぉ、すごい!」と驚き喜んでくださいました。
お仏壇の内部には実は照明が仕込んであり、納品時には実際に電源を入れて点灯しました。
上品なお仏壇内部が温かく照らされます。
お客様とお姉様は婚礼タンスから生まれ変わったお仏壇をしばらくの間、近くでじっくりご覧になっていました。
ご家族の思い出の家具が、これからもずっと暮らしの中で生き続けることと思います。きっとご両親も喜んでいらっしゃいますね(^ ^)
リメイクをルーツファクトリーにお任せいただきありがとうございました。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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