大きなダイニングテーブルをご新居のキッチン横で使うためリサイズ!


W2400 D930の大きなダイニングテーブルをリサイズ&残り材からワークデスクにリメイクさせていただきました。どんなリメイクをさせていただいたか、納品の様子など、ルーツファクトリーのユリマタタがお届けします♪

W2400 D930の大きなダイニングテーブル

リメイクについてお問い合わせいただいた際、「無垢で綺麗な木目で気に入っているけれど、このサイズのまま使い続けるのは難しい」と仰っていたお客様。

東京にお引っ越し予定のお嬢様が「サイズを小さくできれば、新居で使いたい」と仰ったそうで、「リメイクできるのであれば娘に譲りたい」とリサイズのご相談をいただきました。

今回のブログではダイニングテーブルのリサイズについて詳しくご紹介し、次回のブログで残り材からリメイクしたワークデスクについてご紹介したいと思います。

ダイニングテーブルの天板は、3枚の無垢ナラ材を連結しているタイプのものでした。

3枚の無垢ナラ材を連結している天板

連結の仕方が特徴的で、天面に見えていた黒いダボのようなもの、こちらを抜くと、留まっていた天板が分かれるようになっていました。

天板の天面に見えていた黒いダボのようなもの

天板の側面には、このようなチップが差し込まれていて、穴があいているチップに黒いダボが差し込まれることによって天板が固定されていたんですね。

天板連結部分に差し込まれていた木製チップ

家具のお引き取りには家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)もお伺いしたのですが、このデザインに「お洒落だなぁ」と感心していました。

ダイニングテーブルのデザインに感心する家具作りたいおっさん

これほど大きな無垢板は反りなどが出やすいものだけど、気の利いたデザインでその対策がなされていると言うのです。

私もテーブルをパッと見た時から「素敵だなぁ」とは思っていましたが、家具作りたいおっさんの話を聞いてさらにデザインの奥深さを感じました。

リメイク前のダイニングテーブル

そんな素敵なテーブルのリメイクをご依頼いただき、背筋が伸びる思いです!

さて、お嬢様からは「天板のサイズはW1500 D750程度にリサイズしたい」とご希望いただいていました。

キッチンの横に付けて使うご予定とのことで、そのスペースに合うようご希望いただいた寸法でした。

ダイニングテーブルの天板裏

天板の側面には前述の通り穴があいていたので、加工する際にそこが干渉してしまわないか、3枚の板をバランスよくカットするには…などなど、様々なことに気を遣いながらリメイク方法を考えていきました。

ちなみに、お嬢様は家具お引き取りの日はご予定が合わず、その場ではお打ち合わせできなかったので、後日メールやお電話でお打ち合わせを重ねていきました。

なるべく元のテーブルの良さが活きるようリメイクさせていただき、完成はこのような仕上がりとなりました。

W1500 D730にリサイズしたダイニングテーブル

無垢ナラ材の豊かな木目をたっぷり楽しむことのできるダイニングテーブルに!

サイズは小さくなってもその存在感は健在です♪

無垢ナラ材の豊かな木目を楽しむことのできるダイニングテーブル

お打ち合わせ時、お客様が「天板の連結部分にゴミが落ちてしまうのが気になる」と仰っていたのですが、溝がなくなりメンテナンスもしやすくなりました。

ちなみにこちら、一枚の板になったように見えて、実は分解もできるのです。

当初は天板を接ぎ合わせて一枚の板にしてしまう案があがっていたのですが、もしも反りが出てきた時に割れが出にくいよう、接着はしてしまわず精密な金物で頑丈にぴったりと連結できるようにしました。

オイル仕上げした天板

天板塗装は、天然木の風合いを楽しんでいただけるようにオイル仕上げにしました。

天板の奥行きを縮めたことで、脚のサイズも小さくしなくてはならなかったのですが、なるべく元の印象となるよう脚の両端のみカットしました。

金物で留める仕様に変更したテーブル脚

ナチュラルカラーの天板とブラックの脚のコントラストがかっこいい!テーブル全体が引き締まって見えますよね。

こちらを、お嬢様のご新居である東京のマンションに納品させていただきました。

天板は組み立てた状態で搬入しました。(天板の裏側にあいている小さな穴に六角棒レンチを差し込んで分解&組み立てができるようになっています。)

お客様宅への納品の様子

脚については、元は脚の上に天板をのせるだけのタイプでしたが、ズレ防止のために金物を仕込んで留められるようにしました。ちなみに、天板の組み立ても脚の組み立ても同じ六角棒レンチでできるようになっています。

六角棒レンチで天板に脚を留めている様子

組み立て完了したテーブルをご覧になったお客様(お嬢様)は、「理想的なサイズ!」とリメイクを喜んでくださいました。

お客様宅のキッチン横に設置完了したダイニングテーブル

本当に、お部屋にぴったりですね!立派な無垢ナラ材のダイニングテーブルが、お客様のご新居で活きる形となって何よりです。

キッチン横に設置できるようリサイズしたダイニングテーブル

さて、お次のブログでは、残り材から一緒にリメイクさせていただいたワークデスクについてご紹介します。

そちらもとても素敵な仕上がりとなったので、ぜひチェックしてください♪

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