2棹の婚礼タンスをローチェストにリメイク!高さ&奥行きを変えて…
2棹の婚礼タンスをそれぞれローチェストにリメイクしました。
元々3棹あった婚礼タンス、お客様は「全て処分してしまうのは寂しいから、一部だけでも残して使えたら…」と仰っていました。
そこで、お客様のご希望でブレザータンスと和タンスの下部の引き出しを活かして2台のローチェストにすることに。
こちらのブレザータンスは、開き扉部分と引き出し部分がちょうど分かれるようになっていました。
和タンスは、開き扉+引き出し1段(小引き出し2杯)と引き出し5段に分かれるようになっていました。
お客様からは、ブレザータンスの引き出し3段に合わせて和タンスも引き出し3段にリサイズして、横並びで置けるようにしたいとご希望いただきました。
その際、和タンスの方の引き出しは最上段を長引き出しではなく小引き出し2杯にしたいとも。
(和タンスの小引き出し)
また、奥行きが約56cmもあって圧迫感を感じるからと、奥行きのリサイズもご依頼いただきました。
お客様のお家に家具のお引き取りに伺った際にリメイク方法の見当をつけ、工房でさらに詳しく家具の仕様を確認してからリメイク作業を開始します。
タンスをリサイズする時に大きな問題となるのが、部材の中が空洞(フラッシュ構造)になっているということ。
いい加減なところでカットしてしまうと部材が破損してしまう可能性があるし、カットした後も再び家具として成立するように補強する必要があるので、かなり手間がかかります。
これからも末長く使っていただくためのリメイク。使い心地良く、丈夫になるよう、丹精込めて製作しました。
そうして完成したものがこちら。
ブレザータンスからリメイクしたローチェストと、和タンスからリメイクしたローチェストです。
天板は新しく製作したのですが、まったく違和感がないですよね。
タンスの素材と合うように材料を選び、色が揃うように塗装しました。
また、なるべく元の雰囲気に近づけるために、タンスの天板見附部分も活かしています。
タンスの天板見附部分を一度切り離し、新しい天板に再び取り付けたのです。
この加工もかなり手間がかかるのですが、天板の見附は家具の印象を左右するポイントなので、やるのとやらないのとでは大違いです。
こうして元のタンスの雰囲気を纏ったままコンパクトになった2台のチェスト。
並べて置いても圧迫感なく、スッキリとした見た目に♪
この大きさであれば、模様替えなどする時にも手軽に移動させることができそうですね。
これからもお客様の大切な家具がずっと使われていくのだと思うと、リメイクをご依頼いただけて良かったと、私も嬉しい気持ちになりました。
ありがとうございました!
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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