オンリーワンな家具はどうして生まれる?リメイクで大切にしていること
こんにちは、ユリマタタです。
一昨日からご紹介している座卓のリメイクについて、今回は”なぜこのデザインになったのか”を踏み込んで書いていきたいと思います!
「結婚の時に両親に持たされた客間用座卓を、レザークラフトをするための作業用デスクにリメイクしてほしい」という今回のご依頼。
(リメイク前の座卓)
天板の上にのせて使える作業用の板を新しく作ることで、元の座卓の天板はそのままに、ハードな作業にも耐えうるようにしました。
また、デスクにするための新しい脚には黒染めにブロンズラインを入れた特徴的なデザイン。
そう、今回のリメイクは見た目も仕様もかなり独特な仕上がりとなりました。
実は、家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)はお客様のお家に伺ってヒアリングするまでは「作業台って聞いてたからもっとなんちゃなく仕上げようと思っていた。」と言っていました。
つまり、作業することに特化してただ頑丈に、シンプルなデスクにすることも可能だったのです。
しかし、そうしなかったのは・・・
それは、お客様のお家に伺ってヒアリングした際にお客様のお話やレザークラフトの作品からかなり感じ入るものがあったからだと、家具作りたいおっさんは言います。
お母様もレザークラフトや様々な手芸をなさっていたそうで、お客様にお話しを伺う中で、お母様との思い出話やお母様が座卓もたせてくれたというお話をされている時の眼差し、愛しそうなお顔・・・
そういった様子がとても印象的だったそうです。
そこで、「シンプルな作業用デスクにしてしまうより、しっかりと元の家具を残しながらリメイクした方がいいのかな?」そう思った家具作りたいおっさんは、ちょっと独特な雰囲気になるけれど元の座卓がいきいきと残るリメイク案を考えつきました。
1、お客様のこれからの使い勝手を大切に
2、特別な思い入れをガッツリと感じられるように
3、インパクトの強い素敵な作品作りに刺激を与えてくれるように
4、以上を踏まえるとかなり個性的になる
お客様にこれらのコンセプトをお伝えすると、「いいですね!思いっきりやっちゃってください!」と言っていただき、リメイクの方向性が決まりました。
そして、その場でお客様と一緒にテーマの色(黒)も決めました。
ちなみに、天板の上にのせて使う作業用の板は片面がベニヤのまま、もう片面がマットブラックで仕上げてあって、リバーシブルで使うことができるのですが、そのアイデアはお客様が「テーブルは作業だけでなく来客があったらお茶したりもします」と仰っていたのを聞いてすぐに閃いたそうです。
また、前回のブログで「シノワズリを意識したつくりにした」と書きましたが、家具作りたいおっさんいわく、「中華とヨーロピアンの融合」という部分ではなく「異文化のミクスチャー具合」というところにフォーカスしたそうです。
例えるなら、”座卓というもの”と”ダイニングテーブルというもの”、それぞれをあまり知らない人が思い切って一つに合わせたような・・・絶妙な違和感が、”当たり前”じゃない独特な気持ち良さになると、家具作りたいおっさんは言います。
変に気取ってオシャレぶるのではなく、十分に主張しつつも馴染んじゃう、そんなオンリーワンなデスクをお客様の思いがたっぷりと詰まった座卓から作ることにしたのです。
そうして完成したデスクを、お客様はとても喜んでくださいました。
ルーツファクトリーには、長年家具のリメイクを手がけてきたからこそ持っている技術やアイデアがたくさんあります。
でも、何より大事にしているのは、お客様の思いです。
お客様が大切にされてきた家具が、これから先もお客様の暮らしに寄り添うように・・・お客様の思いを丁寧にヒアリングしてリメイクしていきます。
「家具をリメイクしたいけど、どんな事ができるのか、どうしたら自分に合うのかよく分からないわからない」
そんな時はどうぞルーツファクトリーにお話をお聞かせください。お客様にぴったりの家具のリメイク方法を一緒にお探しします。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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