なぜ家具をリメイクする?家具を通じ自分の歴史や気持ちを大切にする
家具をなぜリメイクするのか?
こんにちは、ブログではご無沙汰してます。『家具作りたいおっさん』です。
最近では家具のリメイクをする業者さんがかなり増えました。元祖家具のリメイク屋さん(自分で言っちゃうくらい自信持ってますw)としては嬉しい限りです。
「競合相手が増えるのになんで嬉しいの?」と思われるかもしれないけど、本当に嬉しいんです。なぜか?それは「家具をリメイクするという文化がもっと醸成されていくから」なんです。
正直に言って僕は家具のリメイクが流行って欲しくありません。流行れば廃れるのが道理だから。
気づけば家具のリメイクを20年やってきたけど、飽きるどころかより楽しく感じるし、もっともっと可能性が広がってるな、とも感じます。
ものをつくる事は大好きだし、製作作業の楽しさもあるんだけど、家具リメイクの楽しさはまだ別の要素があるんです。それは家具リメイクというより「ルーツファクトリーの家具のオーダーリメイク」だからこそなのかもしれません。
その「楽しさの別の要素」とは、「お客さんの想いや思い出に触れて、それを一緒に形にできる」という部分なんです。大切にされた家具というのは、たとえボロボロになっていてもものすごい魅力が詰まっています。染み込んでいると言った方がしっくりくるかな…
楽しかった記憶や、悲しかった記憶、贈られて本当に嬉しかったこと、辛かったけど頑張って今がある、そんな千差万別の想いや思い出を聞いて、リメイクのテーマが決まります。
明確に「テーマ」として出すこともあれば、ふわっとした感じで常に意識するみたいなこともあるけど、常に「それ」は欠かすことなく僕やルーツファクトリーが手がけさせてもらうリメイクには存在しています。
文化祭の思い出のような、懐かしく甘酸っぱくどこかセンチメンタルになってしまうような、でも決して嫌な気分ではなくむしろ最高に気持ちの良い感覚、そんな感じです。
過ぎ去った時間は決して戻る事はないんだけど、鮮烈な感覚として残る時間があります。記憶は薄れてしまっても、その感覚は消えず、むしろ年を重ねるごとに強くなっていったりさえします。
そんな感覚を日々の暮らしのなかで触れる家具という存在を通じて常に優しく感じていられる。それが家具のリメイクなんです。少なくとも僕にとってはそれが家具のリメイクであって、単なる作り直しの作業ではないんです。
そんな思いで家具のリメイクをやっているので、年々わがままになってしまっています(苦笑)
やりたくない事はやらないし、やりたい事はなんとかさせて欲しいと思うし、客商売としてはきっと間違ってるんだろうなと思うことが多々あります。
でもそんなワガママな僕やルーツファクトリーの、お客さんと一緒に創ってきた特別なリメイクの製作事例を見て、さらに毎日お問い合わせをしてくださるお客さんがいること、本当に嬉しく思っています。
これだけわがままに家具のリメイクをしている業者ってルーツファクトリー以外に無いと思うし、そういうところも嬉しく、ありがたく、誇りに思っています。
「なぜ家具をリメイクするのか?」
それは「家具を愛し、ずっと一緒に過ごしたいと思う人がいるから」です。もしそういう人がいなくなってしまったら、きっと家具のリメイクを続けることはできないと思うけど、そんなことはあり得ないから大丈夫です(笑)
「ものを大切にする」というのは素晴らしいことだと思うけど、僕が大切にしている家具のリメイクは「ものを通じて自分の歴史や気持ちを大切にする」ということです。
もっともっとこの思いに共感してもらえて「あなた達に頼みたいわ」というお客さん、いやもっと強く「あなた達になら私の大切な家具に手を入れさせても良いわ」と思ってもらえるお客さんに出会いたいな、と思ってブログを書きました。
とても長くてわがままなブログ、最後まで読んでくれてありがとうございます。
「家具作りたいおっさん」阪井
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