形見の婚礼タンスを使い続けられるようリメイク。3つのドレッサーに
お母様の形見の婚礼タンスをご新居でも使えるものにと、リメイクでお応えさせていただきました。
東京都にお住まいのお客様から、「引っ越し先にはタンスが大きすぎるため、リメイクして持っていくことができたら」とご相談いただきました。
お客様にはお嬢様がお2人いらっしゃるとのことで、「3つのドレッサーにリメイクして、それぞれが持てるようにできたら良いなぁ」とご希望でした。
お客様からは最初、デスク型のドレッサーのイメージをお話しいただいていました。
しかし、お打ち合わせを進める中で「長く使うのであれば、小ぶりな方が持ち続けやすいかも」という話があがり、小引き出しのようなコンパクトなドレッサーにリメイクさせていただくことになりました。
小さなサイズで作ることにより、3つのドレッサーに元のタンスの部材をたくさん使えるようにもなります。
今回は、婚礼タンスの下部の引き出しデザインを活かしてリメイクさせていただくことになりました。
果たしてどのようなドレッサーが出来上がったのでしょうか。
まずはさっそく、リメイク後の写真をご覧ください。
一見、シンプルな小引き出しに見えますが、天板を持ち上げると…
天板裏にミラーが付いていて、ドレッサーとして使えるようになります。
きらりと輝くゴールドの鏡どめが可愛いですね。
サイズは、W365 D400 H400。床座りで使いやすいようにと、このサイズになりました。
下段はスライドレール付きの引き出しとなっていて、上段・下段ともに収納力たっぷりです。
ところでこちらの引き出しの前板、小さくリサイズされているのに面影がしっかり残っていますよね。
その理由の一つが、縁の面取り。リサイズしたことにより小口の面取りがなくなりましたが、再び同じように面取りし直したのです。
また、これらの作業をするにあたって塗装も剥がれたので、色合わせをして元と同じように再塗装しました。
引き出しの取っ手もブロンズで綺麗に仕上げました。
リメイクに使用したのは、引き出しの前板部分のみではありません。側板も婚礼タンスの側板を活かしました。
流れるような木目が美しいですね。
サイズが小さくなったとはいえ、婚礼タンスの面影を随所に感じることのできるドレッサー。
お客様のご新居にお届けすると、その仕上がりを喜んでいただくことができました(^^)
後日メールもいただき、そちらにはこのように綴られていました。
「この度はありがとうございました。
素敵な化粧台になっていて、子どもも喜んでいました。」
お子さんにも気に入っていただけて嬉しいです!お母様が大切にされてきた家具を、ご家族みなさんで愛用される…とっても素敵だなぁと思いました。
リメイクをご依頼いただきありがとうございました!
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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