食器棚を収納棚兼テーブルにリメイク。設置スペースに合わせたサイズ
食器棚から収納棚を兼ねたテーブルにリメイクさせていただきました。
前回食器棚の上部を活かして本棚にリメイクしたお話をご紹介しましたが、今回ご紹介するのは食器棚の下部を活かしたリメイクです。
お客様のお家の建て替えを機にご相談いただいた今回のリメイク。
”食器棚の下部を収納棚を兼ねたテーブルに変える”というのは、お問い合わせ当初よりお客様からいただいていたご希望で、ご新居のイメージなど詳しくお話を伺いながらどのようにリメイクするのが良いか考えていきました。
お客様は食器棚下部の背面側に細めのテーブル天板を付けて、ダイニングキッチンでカウンターテーブルのように使いたいと仰っていました。
リメイク後の家具を設置するのはキッチンと壁の間の空間とのことで、スペースが限られているためサイズはあまり大きくしたくないとお話しいただいていました。
そこで、ご新居の図面を拝見しながら具体的にサイズを決めていきました。
まず最初に、食器棚自体の大きさはそのまま活かすことに決まりました。
新しく付けるテーブル天板はD300〜D400の間くらいで…というお話になり、家具を設置する向きなどもご相談の上、お食事する時に狭すぎないように、また、お部屋全体も圧迫しないようにと、中間のD380に決定しました。
背面は元々化粧されていなかったので、気持ちよくお使いいただけるよう全体の雰囲気と合わせて化粧張りします。
高さについては、収納棚部分は食器棚下部の高さを活かしてH830にすることに。キッチン作業台としてもちょうど良い高さになります。
そして、テーブル部分は一緒に使われる椅子の高さと合うようにします。
椅子の座面高が410mmだったので、差尺(座面からテーブル天板の天面までの高さ)を270mmとって天板高は680mmにすることになりました。ちなみに、椅子とテーブル差尺は一般的に270〜300mm程度が適切と言われています。
それでは、どのように仕上がったのか、完成写真をご覧ください。
正面から見ると、元の食器棚の形をしっかり活かしたサイドボード。裏側を見てみると…
オーク材で仕上げられた、木のぬくもり溢れるテーブルが♪
収納棚部分とばっちり色合わせをしてあるので、一体感のある仕上がりです。
ちなみに、全体がD830と大きめで高さもある家具になるので、移動・運搬する時など扱いやすいようにテーブル天板は組み立て式になっています。
収納棚部分は、天板を新しく作った他、全体の美装もさせていただきました。
綺麗にするだけでなく、引き戸のレールを交換したりして使い勝手が良くなるようにしました。
食器棚から生まれ変わったこちらの収納棚兼テーブルを、お客様のご新居に納品させていただきました。
テーブル天板は分解した状態で搬入し、お部屋で組み立てさせていただきました。
「ミニフィックス」というノックダウン金具を使用しており、プラスドライバーで簡単に組み立てることができます。
組み立てるのは簡単ですが、とにかく頑丈!かなり安定感もあります。
設置完了したら、各パーツの動作など最終チェック。
じっくりお打ち合わせしたこともあり、お部屋の空間ぴったりの家具となりました。
キッチンに対面で設置しているのですが、引き出しも棚もあって収納力抜群なのでとっても便利ですね!キッチン作業台としても重宝しそうです。
リメイクさせていただいた家具でお客様のご新居での生活が快適になったら何よりです!
素敵なリメイクをご依頼いただきありがとうごじざいました(^^)
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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