食器棚をキャスター付き本棚にリメイク。ガラス戸には建具を活かして
食器棚を上下に分けて、それぞれを異なる家具にリメイクさせていただきました。
ご相談いただいたのはこちらの食器棚について。先日ご紹介した婚礼タンスのお仏壇へのリメイクと一緒にご依頼いただきました。
お客様はお家の建て替えを機に食器棚の上下を別々の場所で使えるようにできたらとお考えになったそうです。
この食器棚は、真ん中のガラス戸部分までが上ユニット、引き出しからが下ユニットとなっており、上部を本棚に、下部を収納棚兼テーブルにリメイクしてほしいとご相談いただきました。
今回のブログでは、上部のリメイクについてご紹介します。
まず、食器棚の基本的な形やサイズはそのままで、移動をできるように底部にキャスターを付けてほしいとご希望いただきました。
それは、お家建て替え後、広いお部屋にこの本棚を設置するため、お部屋の間仕切りとしても使えるよう移動しやすくしたいとの理由からでした。
そのお話を聞いた『家具作りたいおっさん』(ルーツファクトリー代表)は「ということは、背面も化粧した方が良いですか?」とお客様にお聞きしました。
こういった箱物の家具は壁付けして使われることが多いため、背面には化粧板を用いないこともよくあるのですが、間仕切りとして使うということは背面も見える可能性が高いからです。
家具をオーダー製作する際、「その家具がどのように使われるか」がとても重要になります。丁寧にヒアリングすることでお客様と完成イメージをしっかり擦り合わせ、お客様にとって一番使い勝手の良い家具をつくっていきます。
さて、底面にキャスターを付ける他、ガラス戸をこちらのガラスに変えてほしいとご希望いただきました。
建て替え前のお家の建具として使われていた、模様入りのガラス戸です。
桜模様と星模様のガラス戸があり、どちらも活かせたら…とお話しいただきました。
家具の雰囲気ともよく合いそうですよね。
予想通り、とっても素敵な仕上がりとなりました。それでは、完成写真をご覧ください。
こちらです!
元の家具の形が活きたお洒落な本棚が完成しました。模様入りガラスもよく映えています♪
ガラスだけでは強度がもたないため、下部のガラス戸は新たに木枠を作りました。木枠の色味は本体と合わせ、違和感なく仕上がりました。キャスターは、重い本を入れても問題ないように耐荷重のあるものを選んでいます。
背面は、冒頭にも書いた通り、化粧張りしました。木目の綺麗なオークの突き板で仕上げています。
また、変わったのは外観だけではありません。
長年使われてきた食器棚は内部に傷みもあったのですが、これからまた末長くお使いいただけるよう、美装させていただきました。
そして、お客様から「ガラス戸を開け閉めする時に引っかかる感じがある」とお聞きしていたので、スムーズに開け閉めできるようにレールも交換しました。
新たな用途に生まれ変わり、使い勝手も良くなった、食器棚改め本棚。
お客様のご新居に納品させていただくと、雰囲気もとってもお似合いでした♪
本棚として、お部屋の間仕切りとして、きっとたくさん活躍するのではないでしょうか(^^)
さて、次回のブログでは、食器棚の下部を活かしてリメイクした収納棚兼テーブルについてご紹介します。
そちらも元の家具の形を活かしながら、新たな用途として使えるようにリメイクさせていただきました。どうぞお楽しみに!
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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