和タンスの奥行き縮めサイドボードに。府中家具マークも残しリメイク
婚礼家具のタンスセットから、3点の用途の異なる家具にリメイクさせていただきました。
東京にお住まいのお客様からご相談いただいた今回のリメイク。奥様は山口県ご出身で、35年前ご結婚の際に親御様から府中家具の婚礼タンスを持たされ関東に越してきたと仰っていました。
しかし、年齢を重ねる中で自在に動かせないタンスを持ち続けることが難しくなり、お家に収納スペースが他にもあるためどうしたものかとお悩みだったそうです。
「親がお金を工面して購入してくれた家具を処分するのも気が引けるしなぁ…」とお思いだったところに家具のリメイクという手段を見つけたそうで、ルーツファクトリーにお問い合わせくださいました。
お客様とのお打ち合わせの末に、サイドボード、テレビボード、チェストの3点にリメイクさせていただくことになったのですが、今回のブログではそのうちサイドボードについてご紹介します。
サイドボードは、和タンスからリメイクさせていただきました。こちらがリメイク前の和タンスです。
上部が観音扉になっていて、内部にはお着物を収納できる衣装盆が入っています。
こちらの奥行きサイズを縮め、脚をつけて高さ80cmほどにしたらダイニングに置くサイドボードとしてちょうど良さそうとリメイクのご相談をいただきました。
奥行きは元々58cm程度あったのですが、圧迫感が出ないように45cmまで縮めることに。
内部側面には「府中家具」のマークが付いていたのですが、お客様から「婚礼タンスを持たせてくれた親の思いがよく感じられるから…」と、そのブランドの象徴ともいえるマークをリメイク後も残してほしいとご希望いただきました。
そのため、タンスの本体は前側からではなく後ろ側からカットすることにしました。
構造上、カットして再組み立てするだけでは成立しなくなってしまうのでカット後に補強も施しました。
それでは、リメイク後の写真をご覧ください。
和タンス上部を丸々活かして元の雰囲気を残しながら、奥行きを縮めて脚を付けたことでスッキリとした仕上がりになりました。
こちら↓はリメイク前の写真なのですが、元々背の高い家具だったため天板は仕上げされていませんでした。
しかし、H800にするにあたり天面がちょうど目に入る高さになり、また、上に物をのせる可能性も高いため、天板を補強して本体と近似色に綺麗に塗装しました。
内部は既存の衣装盆を利用できる形に。
お客様からご要望いただいた側面の府中家具マークもばっちり残っています。
元の家具の造りを活かしながら新たな用途へと生まれ変わらせることができ、お客様にも大変喜んでいただけました。
さて、次回のブログでは同じく婚礼家具の洋服タンスからリメイクしたテレビボードについてご紹介します。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね♪
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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