鏡台の収納部分を独立リメイク!2台のコンパクトなキャビネットに…
鏡台の収納部分を活かして、2台の小さなキャビネットにリメイクさせていただきました。
今回ご紹介するのは、先日からご紹介している、お仏壇・お仏壇用小引き出しや経机へのリメイクと一緒にご依頼いただいたリメイクです。
リメイクをご依頼いただいたのは亡くなったお母様の婚礼家具という鏡台についてで、お客様から「鏡台の部材を余すことなく活かしたい」とご希望いただきました。
鏡台サイドの収納部分の部材は細かく、お仏壇の部材として使うにはかなり加工が必要そうでした。
それならばと、収納部分はなるべくそのままの形でそれぞれ独立させてキャビネットにするのはどうでしょうとお客様にお話ししました。
お客様は「元の形を活かすことができるのであれば、それが一番」とご提案を気に入ってくださり、そのようにリメイクさせていただくことになりました。
さて、サイドの収納部分の間には1杯の引き出しが組み付けられています。(ちなみにこの1杯の引き出しはお仏壇用の小引き出しにリメイクしました)
鏡部分やそれらを分解すると、サイドの収納の側面はこのようになりました。
鏡が付いていたところと引き出しが付いていたところが溝になっていて、釘も飛び出しています。このままでは家具として使うことができないので、側面を仕上げ直す必要があります。
このような時の加工方法は様々あって、例えば側面全体に他の部分と似たような化粧材を上から貼って仕上げることもあります。
ただし、このリメイクにおいてはお客様から「なるべく元のままを活かしたい」とご希望いただいていたので、お客様とご相談の上で今回は化粧がされていない部分にあえて違う種類の新しい化粧材を貼ってパッチワーク的に仕上げることにしました。
その他、収納内部の傷んでいる部分などを綺麗に直して、長くお使いいただけるようにリメイクしました。
それでは、リメイク完成後の写真をご覧ください。
コンパクトなサイズのキャビネット2台が出来上がりました。
別々に使うこともできますが、高さも奥行きも揃っているのでこのように並べて使うこともできます。
引き出しや扉の内部などは、形はそのままに傷んでいるところを綺麗にさせていただきました。
これでまた末長くお使いいただくことができると思います。
そうそう、化粧をし直した内側の側面はこのように仕上がっています。
元の形を活かして、化粧がされていなかった部分だけパッチワーク的に新しい化粧材を貼ったことで、このキャビネットが元は鏡台だったということがより強く感じられる仕上がりとなりました。
さて。
実は今回リメイクのお問い合わせをくださったお客様にはご姉妹がいらっしゃって、お打ち合わせの時にも立ち会ってくださっていました。
そして、今回のご相談内容として、鏡台からリメイクしたものをお父様含めご家族3人で分けられるようにとしたいということもご希望いただいていました。
このキャビネットも、そういったコンセプトのもとリメイクさせていただいたのですが…
もう一つ、鏡台のメインとも言える鏡についてもリメイクさせていただくことになりました。
鏡は三面鏡だったので、その3枚の鏡をご家族みなさんで分けられるように一つ一つ壁掛け鏡にリメイクさせていただきました。
次回のブログが、この鏡台のリメイクについての連載ラストになります。ぜひチェックしてください!
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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