お母様の形見の桐タンスをリメイク。キッチンカウンターに合わせて…


婚礼家具の桐タンスをダイニングのサイドボードにリメイクさせていただきました。


今回リメイクさせていただいたのは、お客様ご本人のものではなく、お母様が使われていたというタンスでした。


リメイクのご依頼をいただいたお客様のお母様の桐タンス


「20年以上前に他界した母の桐タンスをリメイクして長く使えたら…」と息子さんからご相談いただいたのです。


上・中・下と3つに分割できるようになっている桐タンス。最初はそれぞれを独立して使えるように…とお話しいただいていたのですが、家具をお引き取りに伺った際にお客様のお家を拝見してリメイク後の家具の設置場所などをヒアリングするうちに、大きく内容が変わりました。


家具お引き取り時の桐タンス


キッチンカウンターの下に置かれているチェストの代わりになるものを、というお話から、桐タンスの寸法やその場所での使い勝手を考え、たっぷりと時間をかけてお打ち合わせ。


リメイク後の家具を設置予定のキッチン前


そして、その結果生まれたのが、キッチンカウンターの前に置く、カウンターと同じ横幅サイズのサイドボードにリメイクするという案。


収納されるものや、ダイニングや通路からの動線など、細かなところまで考え設計したカウンター収納。お母様の形見である桐タンスから世界に一つだけのオーダー家具が生まれました。


それではさっそくリメイク後の姿をご覧ください。


桐タンスからリメイクしたサイドボード


桐タンスの引き出しなどを新しくオーク材と組み合わせて、お客様のお家にぴったりのサイドボードへと生まれ変わりました。


桐タンスの引き出しを活かした他、引き戸の框部分にも桐タンスの部材を使用しています。


桐タンスの引き出しやその他部材を生かしてサイドボードにリメイク


お客様のお部屋全体とのバランスを考え、既存部材は濃色に塗装し、新しく使用したオーク材はナチュラル色で仕上げました。明るい雰囲気となりメリハリがついてお洒落ですね。


桐タンスの部材を濃色塗装し新規部材のオークはナチュラル色で仕上げ


↑の写真を見ていただくとわかると思いますが、正面からみて右から左にかけて奥行きが浅くなっています。


右側には水槽を置くためこの奥行きが必要だったのですが、左側にお部屋の通路がくるため、同じ奥行きだと圧迫感が出てしまうということでこのようなデザインにしました。


また、左端まで箱体となっているとそれも圧迫感につながってしまうため、左端はオープンの棚にしました。


圧迫感を抑えるため左端はオープンの棚に


この他にも”使いやすさ”を求めて様々な工夫が施されています。


その一つがこちら。家具の右側の壁にはコンセントがあったため、スッキリと配線できるよう天板の右端を切り欠きました。


コンセントをスッキリ配線できるように施した切り欠き


お客様のお家に合わせて製作した世界に一つだけのオーダーリメイク家具。実際にお部屋に設置したらどのような感じになるだろうと納品までワクワクドキドキしてしまいました。


そして、納品当日。家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)と一緒に私ユリマタタもお客様のお家へ伺いました。


桐タンスからリメイクしたサイドボードの納品時開梱前


お客様の前で、お披露目です!じゃじゃーん!


お客様のダイニングに納品したリメイクサイドボード


ぴったり!!


サイズも、お部屋の雰囲気とも、ぴったりです。


通路からダイニングにかけて圧迫感のないように工夫されたサイドボード


キッチンからダイニングへの動線もイイ感じ♪


引き出しには小物類を、引き戸内には大判の本などもしまうことができて、収納力抜群です。


お母様の形見の桐タンスが新たな形となってお客様のダイニングで活躍


お母様の形見の桐タンスが、お客様のダイニングで活躍する形に大変身!


「タンスは部屋に置いてあるだけになっていたので、ちゃんと使える形になって嬉しいです。」とお客様。何よりです〜!


これからも末長くお使いいただけますように(^^)





ユリマタタ
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ


素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!

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