2017-11-04
オーダーリメイク
だからリメイクできる!テーブルの分解をご紹介!
以前ご紹介した、テーブルリメイクの、リメイク途中の画像が家具作りたいおっさんから送られてきました!(以前ご紹介したときのブログ↓)
このテーブルはもともと、お客さまが他の家具屋さんでオーダーして作ってもらったテーブルらしいのです。でも、そちらではリメイクは受けられないと断られ、ルーツファクトリーにご依頼いただきました。
以前のブログでも書きましたが、家具のリメイクはなかなか引受先がありません。他のところでできないことを、ルーツファクトリーではどのように行っているのでしょうか!
家具作りたいおっさんから送られてきた画像でリメイクの様子がわかったので、お伝えしたいと思います!今回は、リメイク前に行う、家具の分解についてです。
テーブルの天板と脚を分解、ビスはどこ?
お客さまのご要望は、下にワインセラーを入れられるように、そして洗濯機と洗面台の間に入れられるようにしたいとのことでした。そのため、天板をサイズダウンすることになります。
そこでテーブルを分解する必要があります。でも、どこでどのように繋がっているのでしょうか?
実はこの、天板と側面のちょっと色が濃くなっている円形部分、この奥でビス固定されています。深く下穴を開けてからビスを打ち、その上から木で埋められていました。「埋木」と呼ばれる木工作業です。
ビスは、このように埋木で塞がれることもあれば、「ビスキャップ」で化粧されることもあります。
【画像:ビスキャップ(amazonより)】
ビスキャップというのは、プラスチックなどでできたビスの頭を隠すアイテム。ビスを外す可能性がある時や手間を避ける時、かぶせるだけでビスの頭を化粧できるビスキャップはとっても便利です。
調べてると色々種類があって面白かったので、そのことについてもまたブログで書きたいと思います♪
ドリルで慎重に、埋木を掘る
ビスを外すために、埋木の部分を慎重に掘っていきます。
埋木を掘っていく作業にはドリルを使うみたいなんですけど、この時、ドリルの刃とかビスの頭を傷めやすいらしいです。ビスの頭を傷つけるとビスが抜けなくなっちゃう!慎重に、掘っていきます!
埋木を掘ってビスの頭が出てきたら、抜いていきます。
接合部分に「ビスケット」。え、美味しいの??
ビスを抜いて、分解されたものがこちら。
何やら分解した板の断面に凹凸が見えますね?この溝は「ビスケット」というものが入っていた跡らしいです。え?ビスケット?美味しいの??
【画像:ビスケット(amazonより)】
・・・どうやら木工でいう「ビスケット」は薄い木製チップのことみたいです。食べられないんだって(ΦωΦ)
専用の工具で溝を掘って、そこにビスケットを入れてボンドで圧着するんですけど、ボンドの水分を吸って膨張するから、接合部分がかなり頑丈になるみたいです!で、このテーブルの場合はさらにビスで補強されてたというわけです。
解体ではなく、分解。仕上がりから「どうやって組まれたか?」を予想する
以上、お客さまからお預かりした家具をリメイクするための分解作業でした!家具作りたいおっさんいわく、この「分解」というのがポイントらしいです。「解体」ではなくあくまで「分解」。
組まれた手順を遡って、綺麗に外していく。
材へのダメージを少なくするために、細心の注意をはらって作業していきます。
家具を分解をする前に、仕上がった状態から「どうやって組まれたか?」を予想できるのは経験によるものみたいです。家具作りたいおっさんが家具屋になる前、リサイクル屋をしていた時にありとあらゆる家具をバラしてきたことが生きてるんですって!
(分解した天板から、必要となる部分を製材したもの)
家具のリメイクは、お客さまの世界にたった一つしかない家具をお預かりして行うもの。作り直すときはもちろんのこと、分解するときも失敗が許されないですよね!お客さまの大切な思い出が詰まった家具なので、慎重に慎重に作業します。
ルーツファクトリーでは、長年積み上げてきた経験で、お客さまの家具を責任をもってリメイクします。大切な家具のリメイクは、ぜひルーツファクトリーにご相談ください!
素敵な家具に生まれ変わらせますよ~(*´▽`*)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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