美術館でフェルメール鑑賞♪代わりのないものを修復する技術に圧巻!
札幌よりこんにちは!みずのです!
先日、道立近代美術館で行われている『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』に行ってきました!冬に東京でも行われていた展覧会なので、ご覧になった方もいるかもしれませんね。
フェルメールといえば、あまり美術になじみのない私でも名前は聞いたことある画家なので、当然みなさんもご存じのはず(笑)現存する作品は30~40作品ほどと言われていて、そんな貴重な作品が札幌に来るのは一生に一度かもしれない!というミーハーな理由で足を運びました。
今回の展覧会の目玉は『窓辺で手紙を読む女』という絵画です。看板にもチケットにもどどんと描かれています。
この作品は、1978年にX線調査が行われ、背景にキューピッドの画中画が描かれていることが判明しており、長年フェルメール本人が塗りつぶしたものだと言われてきました。しかし専門家の分析によって、フェルメールの死後、何者かによって塗りつぶされたと判明。本来の姿に修復されることとなり、今回の展覧会でようやく世界にお披露目!となったのです。
【引用:PR TIMES(株式会社フジテレビジョン『フェルメール《窓辺で手紙を読む女》修復完了 幻のキューピッドよみがえる!』)】
展示の中で、絵画を修復している実際の様子を動画で見ることができました。古い汚れを落とし、特殊な薬でニスや絵の具を取り除き、科学調査をくりかえしながら、数年かかってこつこつと修復を続けていったのだそうです。
気の遠くなるような作業だな……と、思わず胸が熱くなってしまいました。そして、フェルメールの絵に手を加えるというプレッシャーたるや!(笑)何億もするような絵を扱うだけで想像を絶しますが、「ちょっと失敗しちゃいました~」なんて口が裂けても言えないですよね……。
ここで私はあることに気が付きました。
「これってルーツファクトリーの仕事と同じじゃない?」
何年も使い込まれていたり、家族で代々使われてきたりした家具を扱うということは、お金にも代えられない価値あるものを任されるということ。フェルメールの絵画修復のように、世界中から非難ごうごうとまではいかないでしょうが(笑)もちろん失敗の許されないことです。
観察したり分解したりしながら、不具合が出ている原因や修理する場所を見極め、ひとつひとつ直していくことは、まさに「修復士」とも言える仕事!
これは特注の椅子を修理した事例です。椅子修理といわれても、どんなことをしているのか素人の私にはいまいちよくイメージできませんが、こんなに複雑な工程を経ているんですね……。まさに「職人技」!私は細かい作業やこつこつした作業がとっっっても苦手なので、こうした人たちには尊敬の念しかありません!
家具は日常生活に欠かせないもの。どんなに大切に使っていたとしても、経年劣化で壊れてしまったり、思いがけずキズやシミがついてしまったりすることは仕方がない部分もあります。特に子どもがいる家庭は厳しいですよね!?
そんなときに、かけがえのないものを修復してくれる人がいるというありがたみを、絵を鑑賞しながらしみじみ実感したのでした。もう、淡路島には足を向けて寝られません(笑)
ルーツファクトリー 札幌ベース
みずの
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