形見のタンスをテレビボードとサイドボードに!上下分割してリメイク
思い出の桐タンスを2つに分けて、テレビボードとサイドボードにリメイクさせていただきました。
「片付けを進めている最中でまだ奥にしまったままだけど、リメイクできるかどうか知りたくて…」とお問い合わせくださったお客様。
上下分割できるようになっているから、そこで2つに分けてそれぞれ背の低めの家具にリメイクできたらとご希望いただきました。
お電話でお話しさせていただいた際にお客様は「必ず2台作りたいというわけではないけれど、子どもが2人いるので2台あればゆくゆく引き継いでいけるかなと思って。」と仰っていました。
代々受け継がれていく家具…素敵ですね。ぜひお客様のご希望を叶えられたら!
何度かメールとお電話でやり取りを重ねた後、家具を置かれているお家に伺ってお客様と一緒に家具を見ながらリメイクの詳細についてご相談を進めました。
お母様のお嫁入り道具であったというこちらのタンス。お客様にとっては形見の家具とのことで、お客様とのやり取りからもとても大切に思っていらっしゃることが伝わってきました。
お打ち合わせの結果、当初ご希望いただいていた通り上下で分割して2台の家具にリメイクすることに。
それぞれの外観はほぼそのままに、少し濃色に塗装して、新しく脚をとりつけて仕上げることになりました。
さて、写真を見ていただくと、タンスの開き扉右側部分が少し黒くなっているのがわかるかと思います。
昔お客様のお祖父様がポマードを付けていらしたそうで、こちらはお祖父様がタンスにもたれかかった際にできた染みなのだそうです。
リメイクにあたって、清潔感があるように全体的に綺麗にしてほしいとご依頼いただいたのですが、こういった部分は思い出になっているから残してほしいとご希望いただきました。
かけがえのない思い出が詰まっている家具。毎日生活をともにするものならではですね。
お客様の大切な家具をこれからも長くご愛用いただけるようにリメイクさせていただきました。
完成後の姿はこちら。
桐タンスの上部を生かしてリメイクしたテレビボードと、下部を生かしてリメイクしたサイドボードです。
元の風合いを残しながら、毎日使っていただく上で差し障りないよう傷みなどを綺麗に直しました。
また、内部は用途に合わせて仕様変更しました。
開き扉内部にはお着物盆が入っており、お盆を入れるための桟など造作物を全て取り除いた上で、補強を施し新たに可動棚を取り付けました。
引き戸内部にも小引き出しなどが入っており空間が細かく仕切られていましたが、同じく造作物を取り除き新たに棚板を取り付けました。
外観はそのままでも、このように内部の仕様を変更することでかなり使い勝手が変わります。
こちらの2台の家具を、お客様のご自宅に納品させていただきました。
サイドボードは、コンクリート打ちっぱなし×レンガのお洒落な壁面に設置。
ブルックリンスタイルのクールな印象のお部屋に、使い込まれた有機的な桐の家具が映えます。
長らく納品をお待ちいただいていたこともありお客様は「待ってました!」と喜んでくださいました。
お客様の形見の家具をこれからも使うことができるようリメイクという形でお手伝いさせていただけて光栄です。ご依頼いただきありがとうございました!
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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