洋裁作業板をダイニングテーブルにリメイク!お父様の大切な形見を…
和裁や洋裁に使われていた作業板のリメイクについてご相談いただくことが増えています。
以前にも一度和裁用の作業板を収納棚にリメイクさせていただいたお話をご紹介しましたが、その後も続々お問い合わせいただいています。
今回は、お客様がお持ちだった作業板をダイニングテーブルにリメイクさせていただいたお話をご紹介します。ブログ担当ユリマタタがお届けしてまいります!
リメイクをご相談いただいたのはこちらの作業板。
お客様のお父様がテーラーをされていたそうなのですが、「形見としてなんとか残せたら」とご相談いただきました。
長年使われていたもので反りが出ていたり傷もたくさんついているから綺麗にしたいということ、大きさを一回り小さくしてテーブルとして使いやすくしたいということをご希望いただきました。
お問い合わせいただいた当初、お客様は「予算もあるし、あれもこれもするのは難しいかもしれない。もしテーブルにすることができなければ、板材の補修だけしてもらって今使っているテーブルの上にのせて使おうかとも思っている。」と仰っていました。
金額については、確かにこだわればこだわるほど高くはなります。
でも、せっかくリメイクするなら素敵なテーブルに仕立てて気持ちよく使っていただきたい!!と家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)がいつもの如く熱くなり、作業板のお引き取りも兼ねてお客様のお話しを直接伺いに行きました。
お客様が作業板として使うことはないと思うということ、それでも処分することはできずに保管されていること、でもそのまま置いていたらカビなども生えてしまって、どうするべきか悩まれていたこと・・・
お話しをお伺いする中で、こちらの作業板がお客様にとってとても大切なものだということがよく伝わってきたと家具作りたいおっさんは言っていました。
そこで、一番良いと思うリメイク案を考えご提案することに。
しかし、それだとお客様から当初お伺いしていたご予算を超えてしまうので、金額を抑える方法も一緒にお伝えしました。
お見積もりの内容をご検討いただいた結果・・・「やっぱり、せっかくリメイクするなら」とオススメの案でご依頼いただくことになりました。
予算を超えても良いものをと思ってくださったお客様のご期待に応えるべく、家具作りたいおっさんと工房メンバーは一層張り切ります。
そうして、板材のリサイズ(W1840 D910 から W1350 D800 にカット)、板材表面の味わいを残しながらの美装、そして脚フレームの製作&取り付け・・・フルコースでさせていただき、出来上がったダイニングテーブルはこちら!
長年使い込まれた天然木の風合い豊かなダイニングテーブルが完成しました!
あぁ、木の木目ってなんでこんなにも美しいんでしょう。何時間眺めていても飽きないですね。
脚フレームには、硬く丈夫なオーク材を使用しました。
クセがなく自然な色合いのオーク材は、異なる材種とも相性が良いんです。
そして、脚は分解・組み立てがしやすいように蝶ネジ式となっています。
さて、とっても素敵なダイニングテーブルに仕上がりましたが、実はこの完成の姿からはわからない、リメイクならではの大変な作業が工房では行われていました。
何が大変だったかというと・・・書き出したら長くなってしまうので、次回のブログにじっくりと書きたいと思います。
果たして工房でどのようなリメイク製作が行われていたのでしょうか!(続編はこちらからどうぞ↓)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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