2021-06-21

伸縮式ダイニングテーブルをリメイク！ご実家の思い出を引き継いで…

30年以上お客様のご実家で使われていたというダイニングセットをリメイクさせていただきました。

リメイクのご依頼をいただいたのはこちらのダイニングテーブル1台＆ダイニングチェア6脚。

今回はダイニングテーブルのリメイクについてご紹介します。

ご実家の取り壊しが決まり、お家の中を整理する中でダイニングセットは残しておきたいという気持ちが強くなったとお客様。

他にも色々と家具はあったそうなのですが、「自宅に持っていっても置く場所がなくて…でも家も家具も全部無くなっちゃったら思い出が何も残らなくなるから、テーブルはリサイズして使えたら良いなと思ったんです。」と仰っていました。

お客様がご自宅で使われているダイニングテーブルがW1250だそうで、「それより少し大きくしたいけど、大きすぎても置く場所がなくなってしまう」とのこと。

また、こちらのテーブルは天板に伸縮機能がついていて、その機能を残すかどうかもリメイクにおけるポイントとなります。

そこで、取り壊し前のお客様のご実家に伺い、一緒にテーブルを見ながらお打ち合わせすることにしました。

テーブルのサイズは、天板を伸ばさない状態でW1530程度。ご相談の上、その状態でW1400の大きさになるようリサイズすることになりました。

また、伸縮機能については「来客があった時に便利だと思うから、やっぱり残したい」とご希望いただき、延長用天板のサイズはそのままに伸縮機能を残すことにしました。

（使わない時は畳んで天板内に収納することのできる延長用天板）

家具のお色味も変更したいとご希望いただきました。

こちらのダイニングセットは元々は北欧家具のようなナチュラル色だったそうで、段々と色が濃くなっていったように思うと仰っていました。おそらく木の経年変化で、しまっておくことの多い延長用天板は少し薄めの色でした。

あまりやり過ぎても不自然な仕上がりになってしまうので、天板と延長用天板の色味がある程度揃うように磨き直しさせていただくことになりました。

リメイク後のダイニングテーブルは、こちらです。

天板や脚フレームの形はそのまま生かしながら、一回り小さくリサイズ。

面影は残しながら、磨き直したことでワントーン明るく生まれ変わりました。

お客様は「テカテカ、ツルツルした塗装は苦手」と仰っていたので、マットな仕上がりとなるように塗装しました。

全体の色味が揃ったので、延長用天板を出した際にも違和感がありません。

伸縮機能も以前とまったく変わらず使うことができます。

伸縮式テーブルのリサイズにおいては天板の加工のみならずフレームの加工にもかなり気を遣うのですが、そんな苦労を感じさせないパーフェクトな仕上がりとなりました♪

さて、写真にも写っていますが、こちらのダイニングテーブルに合わせてダイニングチェアも座面の張り替え＆フレーム美装させていただきました。

ダイニングチェアもパリッと綺麗に仕上がりましたよ〜！次回詳しくご紹介するので、お楽しみに♪

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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