厚さ15cmの天板をスライス!座卓をダイニングテーブルにリメイク
「座卓をダイニングテーブルにリメイクしたい」
日々様々な家具のご相談をいただいていますが、座卓からダイニングテーブルへのリメイクはその中でもかなり多くご相談いただく内容の一つです。
家具のリメイク方法は、お客様がご希望される仕上がりによって変わってきますが、それ以外にも元の家具の材質や仕様などによっても変わってきます。
今回は天板がとても厚い無垢一枚板の座卓をリメイクさせていただいたお話をご紹介します。
ご相談いただいたのはこちらの座卓について。
「実家にあるとても重い木のテーブルをもらい受けることにしたのですが、そのままでは我が家で使うことができません。リメイクをお願いしたいです。」とお客様からメールをいただき、ルーツファクトリーでリメイクさせていただくことになりました。
天板の厚みはなんと、15cm!脚の材も立派でとても貫禄があります。
これだけ厚い材だと重さもかなりのものです。
座卓をお引き取りしてトラックから工房におろす時には男性3人がかりで持つのがやっとのことだったとか。
さて、こちらの座卓の天板を生かしてダイニングテーブルにリメイクさせていただくことになったわけですが、天板の厚みがそのままだと椅子に座った時に天板に足がつっかえてしまいそうです。
お客様もそのことを心配されていて、「なんとか天板を薄くできたらなぁ…」と仰っていました。
天板を薄くするためにできるのは、一つは、天板の表面を手作業でひたすら削っていく方法。でも、それだとコンマ数ミリずつしか削れないため途方もない時間がかかってしまいます。
もう一つは、専用の機械でスライスする方法。しかし、こちらはかなり大型の機械が必要になります。その機械を扱うのもなかなか大変です。
でも、手作業で削っていくのはあまりにも現実的でなかったので、天板をスライスする方向で進めることに。
天板スライスをする方法を探して三千里…というくらいに、悩みに悩んで、方法を探し続けました。
そして、ついに天板を半分にスライスすることができました。感動です…あの大きな天板をスライスできる機械、技術があるなんて。
↑がスライス加工後の天板なのですが、リメイク作業はまだまだたくさんあります。
まず、天板が薄くなったことにより無垢材ならではの反りも出やすくなるため、反りどめ加工も施しました。
それから、ご覧の通りカット面は木の地が出ているため塗装する必要があります。お客様はご自宅のインテリアに合わせてできるだけナチュラルな感じにしたいと仰っていたので、着色はせずにクリアのウレタン塗装をすることに。
カットしてガサガサになった天板をしっかり磨き直してから、丁寧に塗装していきました。
さらに、どっしりと重い天板を支えられる脚を製作しました。(天板は薄くなったといっても約7cm!)
そうして完成したダイニングテーブルは、こちら!
元の座卓の天板をしっかりと生かしながら、使い勝手がよくなるようリメイクすることができました。
天板の縁はカットせず、塗装も剥がさずに残したのですが、そうしたことでより元の面影を感じることができます。
ナチュラル色の天板のアクセントになっているのも良いですね。
さて、今回もとっても素敵なリメイクとなりましたが、さらに驚くべきことがあります。
実は、半分にスライスした天板のもう片側で、もう1台座卓も製作させていただいたのです。なななんと!まさかの!
というわけで、次回はもう1台製作させていただいたその座卓についてご紹介します。ふふふ、そちらもイイ感じに仕上がったんです(*´∀`*)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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