高さ2m弱の婚礼和タンスを分割リメイク。雰囲気そのまま横並びに♪
ルーツファクトリーでは婚礼家具のリメイクについてご相談いただくことが多くあります。
中でも背丈のある婚礼タンスについては、天井の梁に当たってしまう、圧迫感を感じる、地震などもしもの時が不安、といった理由でご相談をいただくことが多いです。
今回ご紹介するのは、2m弱あった婚礼家具の和タンスを、上下分割して横並びに置けるようにリメイクした事例です。記事を書いているのはルーツファクトリーのユリマタタです。
リメイクご依頼いただいたのはこちらの和タンス。
繊細な装飾が美しい、細部までこだわりを感じる婚礼タンスです。
こちらは元々上下で分解できるタイプのもので、お客様からは「上下分けた状態で並べて置けるようにリメイクしてほしい」とご希望いただきました。
幅や奥行きのサイズは変更せず、それぞれに天板や台輪を作ってほしいとのことでした。
さて、タンスの上下を分けて、それぞれに天板や台輪を製作&取り付け加工する・・・ここまで決まったら、もうリメイク製作ができそうな気もしますが、実はまだ製作は進められません。
天板や台輪には、まったく同じ材質のものを使うのか、それとも似たようなものを使うのか、はたまたまったく違うものを使うのか・・・
リメイク後の家具はどのように使われるのか、天板には物をのせるのか、強度はどのくらい必要なのか・・・
装飾は既存の部材と揃えるのか、雰囲気が似ていれば若干の違いはあっても良いのか、機能面が問題なければ装飾はいらないのか・・・
などなどなどなど、家具をリメイクする際には考えなくてはいけないことが山盛りなのです。
もちろん、家具のどこをどのようにできるかというのはたくさんのリメイク経験を積んできたルーツファクトリースタッフがバッチリ考えるので、お打ち合わせの際には「こんな家具が欲しい!」というご希望さえ言っていただければ大丈夫です♪
お客様からは、なるべく元のタンスのデザインに合わせてリメイクしてほしいということ、天板の上にものを置くかもしれないということをお聞きしました。
そこで、新しく作る天板や台輪は元のデザインに合わせて装飾を施し、天板の上にものを置いても問題ないように補強を入れながら製作することにしました。
さぁ、いったいどのように仕上がったのでしょうか。
リメイク完成後は、こちらです。
いかがでしょうか。私は、完成品を見た時どこが新しく製作した部分かわからなくなってしまいました( ̄▽ ̄;)
こういった家具の装飾は、同じ家具をいくつも作るメーカーさんであれば型を持っていたりするのですが、新しく加工しようと思うと専用の刃を用意したり刃の組み合わせを考えたりと、かなり手間がかかるようです。
この「毎回のように新しいことをする」というのがオーダーリメイクの大変なところであり、あまり業者さんがいない由縁でもあるのですが、それでもルーツファトリーはリメイクを続けます。
それは、今までにも何度も書いていますが、リメイクにしかできないことがあるから。
完成後のタンスをお客様のもとにお届けすると、とても喜んでくださいました。
お引越しの際に持っていくのが難しくなってしまったという婚礼タンス。ご新居で使いやすく生まれ変わって嬉しいと笑顔を見せてくださいました。
どんなに手間がかかろうと、お客様の笑顔のためなら何のその!
工房では今日もたくさんの家具をリメイクしています。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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