食器棚を上下分割!〜上部リメイク編〜仕上がりの高さに合わせた加工
リフォームしたキッチンのレイアウトに合うように、食器棚を分割して使えるようにしたいとリメイクのご依頼をいただきました。
先日のブログで、食器棚の下部のリメイクについてご紹介しました。今回は食器棚の上部のリメイクについて詳しくご紹介していきます!
上下を分けることで、下部には新しく天板を作らなくてはなりませんでしたが、上部にはどのような加工が必要になるのでしょうか。
天板もあるし、底板もあるし、一見そのままでも使えそうな気がしてしまいますが…
そのままでも使えると言えば使えますが、長く心地良くお使いいただくには、手をかけてあげた方が良いところがたくさんあります。
まず、底部について。
底板があるといっても、床にベタでつくことになるため、床からの湿気が上がってきやすくなってしまいます。
また、戸の位置も低くなるので、開け閉めもしにくくなってしまいます。
そのため、床から高さを出すために台輪もしくは脚などを付ける必要があります。
今回は、食器棚の下部と雰囲気を揃えたいとご希望いただき、同じ高さの台輪を作ることになりました。
こちらが新たな台輪の製作途中の写真です。
そしてもう一つ。
全体の高さが低くなることによって、天面が見えるようになります。
元は高さが190cmあったため、普段生活する中では天面を見る機会というのは少なかったと思いますが、リメイク後は130cm弱になるため天面が目線の位置にきます。
背の高い家具はほとんどそうなのですが、こちらの食器棚も天面が仕上げられていなかったので、上から一層新しく化粧材を貼って綺麗に仕上げることになりました。
こちらがその加工中の様子です。
さぁ、ここからどのように仕上がるのでしょうか。
さっそくリメイク完成後の写真をご覧ください。じゃじゃん!
前回の食器棚下部のリメイク同様、「元からこの形だったのではないか」と思う自然な仕上がりとなりました。
天板や台輪を新しく製作した他、側板や内部などに傷などがあったため、そちらも綺麗にしました。
傷やテープ跡などがあった側板が…
この通り!
棚板も、色剥げがありましたが…
どこが剥がれていたのかわからないほど、綺麗に!
お客様が長年使われてきたその歴史は残しつつ、気持ちよくお使いいただける仕上がりとなりました。
加工した天板はこのようになっています。
上から一層足したため小口が見えると違和感が出てしまうので、周囲にも新しい材料を貼り足しました。
新しく製作した台輪は、食器棚下部の台輪と高さを合わせました。
高さを合わせたので、食器棚下部と並べて置いてもイイ感じです♪
食器棚の上部、下部、ともに、お客様のお家のリフォーム後にお届けしました。
上部は、お客様からご指定いただき和室の一角に設置させていただきました。
下部は、設置するところを考え中とのことで、ひとまず同じお部屋に納品させていただきました。
綺麗に2つに分かれた食器棚をご覧になって、お客様は「お願いして良かった!」言ってくださいました。喜んでいただけて嬉しいです〜!
ところで、実はこちらの食器棚のリメイクと一緒に、お客様から座卓のリメイクもご依頼いただいていました。
そちらも、ご結婚時に購入した思い出深い家具とのことで、ご期待にお応えするべく心を込めてリメイクさせていただきました。
次回のブログではそのリメイクについてご紹介します。ぜひチェックしてください♪
ユリマタタ