ローテーブルをこたつにリメイク。見た目が変わらないようにデザイン
ローテーブルをこたつとして使えるようにリメイクさせていただきました。
デザインが気に入っているからなるべく見た目はそのままとなるように作り替えてほしいとご希望いただいた今回のリメイク。
天板の位置が脚フレームから一段下がっており、こたつユニットを取り付けたりこたつ布団を掛けたりできるようにするにあたってそのデザインを残せるかが肝となりそうです。
こたつユニットを取り付けるには新たなフレームが必要になります。
その上で元のデザインを崩さないように作り替えるとなると、元の構造を考慮しながら一から新しく構造を作っていくことになります。
それはそれは大変な作業だったのですが、お客様の喜ぶお顔が見たい一心で家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)をはじめ工房スタッフたちが知恵を出し合いながらリメイク方法を考えていきました。
果たしてどのようにリメイクしたのでしょうか。完成写真をご覧いただきながら説明したいと思います。
こちらがリメイク後です。塗装をし直し色褪せなど綺麗になっていますが、この写真からだとリメイクしてこたつになったとは全くわかりません。
しかし、裏側から覗いてみるとたしかにこたつユニットが取り付けられています。
それでは、天板固定用のネジを外して天板を外した状態を上から見てみましょう。
こちらはこたつとして使える状態の写真なのですが、お気づきでしょうか。↑の下から覗きこんだ写真ではフレーム四方の桟が下側から付けられていましたが、こちら(こたつとして使える状態)では上側から付けられています。
こうすることで、このように(↓)脚位置より天板の方が少しだけ上に出てこたつ布団を掛けられる仕組みとなっているのです。
ちなみに、この桟をフレームに固定するボルトと、天板をフレームに固定するボルトは同じ長さのものを使用しています。
実はボルトの長さを一緒にするにはそれぞれの穴位置や材厚を調整する必要があり一層手間がかかります。それでも、ボルトの長さを揃えたのにはもちろん理由があります。
皆様、家具を組み立てる時に色々な長さのボルトがあって「どこにどれを使うの??」と混乱した経験ってないでしょうか。ちなみに私は、間違えて組み立ててやり直しすることになるタイプです(。-_-。)
ルーツファクトリー代表の家具作りたいおっさんも過去にそういった経験があったようで、「全部のボルトを一緒に保管できて管理が楽になるように」とボルトの長さを揃えることにしたのです。
テーブルの高さについては、お客様からご希望いただいて通常時(こたつとして使わない時)がH380となるようにしました。こたつ使用時はH404となります。
お客様のお気に入りのデザインが崩れないよう、なおかつ使い勝手が良くなるよう、よくよく考えてリメイクされたローテーブル。
納品は家具作りたいおっさんが直接お伺いしたのですが、お客様はとても喜んでくださったそうです。
こちらはお客様に使用方法をご説明している様子です。
ちなみに、ぴっちりと作ってあるのでボルトで固定しなくともしっかり安定します。
納品後、お客様からこのようなメールを頂きました。
「納品いただいた日からこたつを使わせて頂いています。
丁寧な仕上がりで高さもちょうど良く、気に入っております。
素敵にリメイクして頂きありがとうございました、大切に使わせていただきます。」
力作のリメイク、気に入っていただけて何よりです。
お部屋の雰囲気にもお似合いで、お客様がテーブルのデザインを変えたくないと仰っていた理由がよくわかります。
元の風合いも残しながら綺麗に美装したため味わい深い仕上がり。これからも末長くご愛用いただけますように。
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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