2020-08-24

思い出の品を収納したい…婚礼家具をお仏壇用キャビネットにリメイク

婚礼タンスから、お仏壇用キャビネットを製作させていただきました。こんにちは、ルーツファクトリーのブログ担当ユリマタタです。

今回リメイクのご相談をいただいたのは、お客様のお義母様の婚礼タンス。

お客様のお家にあったお義母様の婚礼タンスが、お引越しにあたってご新居に入らなくなってしまうとのことで、小さめの家具にリメイクしたいとご相談いただきました。

お電話で詳しくお話を伺うと、お義母様のお仏壇をおくためのキャビネットができたら嬉しいとのこと。

予算やデザインについてはまだ悩んでいるけどとにかくリメイクはお願いしたいです、とお聞きして、お客様のお家へ伺ってお打ち合わせすることにしました。

もう間もなくお引越しでご新居に持っていくことはできないと伺っていたので、大至急スケジュールを組んでお伺いしました。

お部屋にご案内いただくと、そこにはサクラ材の立派な婚礼タンスが。

シンプルな佇まい、ディテールにこだわったデザイン、とても素敵です。

お電話の時点で、リメイク後のキャビネットの高さは90cmくらいにしたいとお伺いしていたのですが、その他のサイズや仕様はお客様と一緒に家具を見ながらお打ち合わせしていきました。

スケールを伸ばしてサイズ感を確認したり、収納されるご予定のものを測って必要な内寸を出したりしていきます。（キャビネットの中にはお遺骨やお線香、アルバムなどを入れたいとご希望いただきました。）

サイズの他に、雰囲気も大切です。

リビングを拝見しながらお客様とお話しして、インテリアのお好みなども把握していきます。

そして、じっくりとお打ち合わせさせていただいた結果・・・今回は洋服タンスの扉4枚と内部の小引き出しを生かしてリメイクさせていただくことになりました。

果たしてどのようなキャビネットができるのでしょうか。

リメイク完成後はこちらです！

婚礼タンスの面影が残る、北欧風のキャビネットに生まれ変わりました！

扉の魅力がそのまま残るよう余計なことはせず、シンプルな形に仕上げました。

「余計なことはしない」といっても、ディテールまでこだわって作られた扉、それを加工するのはめっちゃ大変で手間がかかります。

でも、その手間もお客様のためなら何のその！こちらもとことんこだわって加工しちゃいます！（何がどう大変だったかというのは、また別のブログで改めてお話ししますね。）

ところで、元々扉は4枚ありましたが、もう1枚の扉はどこへいったのでしょう。

実は・・・

脚や扉の縁の材となったのです！

丈夫なサクラ材の扉を丁寧に加工し、キャビネットを支える大事な部材となりました。

そして、婚礼タンスの内部についていた小引き出しは、奥行きを縮めてキャビネット内に設置できるようにしました。

取り外すことも可能です。

さぁ、素敵なキャビネットに生まれ変わった姿をお客様にお披露目！納品に伺います！

お客様のお引越し先は福岡。ルーツファクトリー、福岡にも行きますよ〜！

そして・・・

丁寧に梱包したキャビネットをお客様のご新居へ。

お客様に見守っていただく中、梱包を解いてご対面です！じゃじゃん！

今回私は納品に同行することができなかったため、残念ながらお披露目した時の様子を細かくお伝えすることはできないんですけど、後日お客様からこんな素敵なメールをいただきました。

「先日は遠方にも関わらず、家具の配送ありがとうございました。
とても素敵な出来上がりに、主人ともども感動しております。

さっそく義母の仏壇を移動したのですが、義母に手を合わすたびに棚の良さに感動します（笑）
義母の生前使っていたものや、思い出の品などが収納できて、とても使い勝手がいいです。

丁度お盆ですので、帰ってきた義母も喜んでいることかと思います。
本当にありがとうございました。」

こちらこそありがとうございます！

お義母様にも気に入っていただけていたら嬉しいです。なにより、お義母様が大切にされていた家具をなんとか使い続けたいとお考えになったお客様のお気持ちを、嬉しく思われているのではないでしょうか。

素敵なご依頼いただきありがとうございました！

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
Follow @yurimatataroots

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