「小さめの部屋になるから…」ダイニングテーブルを座卓にリメイク。
こんにちは、ricoです。残暑が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
早速ですが、今回はダイニングテーブルのサイズダウンをご紹介致します。
まずはW1800×D1000の、とても立派なダイニングテーブルをご覧ください。
とても大きく存在感はありますが、温かい色味と角のRが効いているからか、柔らかい印象を受けます。凄く素敵なテーブルですよね。
実はお客様から「今まで住んでいたところよりも小さめの部屋に引っ越しすることになり、リメイクして欲しい」とご相談頂きました。
このテーブルは今から30年程前、お客様のお母様が今の家へのお引っ越しの際に、とてもこだわって購入されたそう。
その大きさ故、今回の引越しのタイミングで手放すしかないかなと半分諦めていらっしゃったとのことですが、ご覧の通り、まだとても綺麗な状態。
処分するのではなく、何とかリメイクできないものかと検索を重ねていたところ、ROOTS FACTORYを見つけてくださったそうです。
お電話でお話ししてご希望やご予算をお伺いしたり、ROOTS FACTORYのリメイクについてご説明したりした後、テーブルのお引き取りに伺いました。
引っ越し先のお部屋の大きさを鑑み、W1300×D540×H350にサイズダウンすることに。元のデザインのイメージはそのまま残してリメイクすることになりました。
引き取り後、早速作業に取り掛かります。
まず、天板のカットです。
反り止めや補強など外し、ビスなどの金具がついていない状態にしてからカットします。
弊社工房には自動の大型機械が色々あってどれも便利なのですが、機械によって分厚い材を切れなかったり、長いものが切れなかったりといった短所もあります。
今回のように長くて分厚いものは、どの機械も規格が合わなかったため、丸ノコを使うしか手はありませんでした。
天板をカットした後は、角を元のテーブルと同じRにする作業。
治具を作ってカットし、削っていきます。
元のテーブルのイメージを残すには、無くてはならない工程ですね。
綺麗にカットした後、さらに加工を進めていきます。
続いて裏面の縁の部分です。
一度外して、新しい大きさに合わせたものを再び取り付けるのですが、そのままではボンドが効かず接着出来なかったので、まずは製材して形を整えました。
そして、元と同じような見た目になるよう塗装しました。
次は、テーブルの脚です。
脚は先端側を切ることも多いのですが、今回の脚は先を切れない構造だったため、金具を外して根元を切りました。
仕事中にイケメン度が格段にUPする、家具作りたいおっさん。
そのおっさんが丁寧に仕上げた、4本の脚。
普段見えない部分にはなりますが、表面の色に合わせてカットした小口を塗装していきます。
この短くなった脚に改めて穴を開け直して、それからもう一度金物を仕込みました。
ところで、実は天板のサイズを小さくしたことで、縁の部分の大きさが足りなくなってしまい、元の金具が天板に取り付けられなくなりました。
そのため、三角形の材を用意し、金具の取り付けるスペースを確保することに。
脚一つとっても、かなりの手間をかけてます。
とても簡単そうなテーブルのサイズダウンも、こうして沢山の工程を経て、ようやく完成です。
それではご覧ください。こちらが完成品です。
「リメイクした」と言われなければ気づけないぐらいに、とても自然に仕上がりました。
天板裏も、元のテーブルと違わぬ仕上がり。座卓としての使いやすさもバッチリですね。
お客様のお母様の元にお届けに上がると、とっても喜んでくださいました。
お客様からも「大きさもちょうどよくて、母もご機嫌で過ごしております。」とメールをいただきました。
実は、残りの材で飾り棚の製作もご依頼いただきました。飾り棚のデザインは、ルーツファクトリーにお任せくださいました。
次回、その飾り棚をご紹介いたしますので、お楽しみに!
rico
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