古い家具の良さを残してリメイク!ローテーブルをダイニングの高さに
ローテーブルをリメイクして、ダイニングテーブルに大変身!時を重ねて味わいを増した家具に、ちょっぴりアジアンな要素をプラスしました♪
ご依頼くださったのは、神奈川県横浜市のお客様。ソファ前で愛用されていたローテーブルを「ダイニングテーブルとして使える高さにしたい」とご相談いただきました。
お気に入りの家具でも「もう少しこうだったら…」と思う瞬間ってありますよね。特に高さやサイズとなると「買い替えるしかないかな」と考えてしまいがち。
でも今回は、大切にされてきたローテーブルをそのまま活かしながら、ダイニングテーブル仕様にリメイクすることになりました。
使い込まれた風合いが魅力のテーブルをよく見ると、脚のデザインがとても特徴的!先端に向かって細くなっているのですが、均一なテーパー脚とは少し違い、自然な削り跡を残したような味わいが感じられます。まさに古い家具ならではの雰囲気が漂っていました。
高さを変える方法として『脚を新しく作り直す』という案もありましたが、この特徴的な脚をなくしてしまうのは惜しい…。
そこで「この脚を活かしたまま高さを変えるにはどうすればいいか?」と考えた結果…『既存の脚に新しい脚をプラスして高さを足す』方法でリメイクすることに決定しました!
とはいえ、今の脚をそのまま使うには加工が必要です。しかしこの脚は簡単に取り外せそうにもなく、据え置きの機械でカットするのは難しい…。そこで今回は、丸鋸を使って丁寧にカットすることにしました。
精度を出すのが難しい作業でしたが、製作陣の技術によってきれいに仕上げることができました。そのうえで、ねじ込み式の新しい脚を製作し、高さをプラスしていきます。
「脚のデザインはどうしましょう?」とお打ち合わせをしていたところ、お客様から「アジアンテイストが好き」とのお声が。そこでルーツファクトリー代表の『家具作りたいおっさん』がひらめいたのが…タージマハルみたいな脚!
インドの世界遺産・タージマハルをイメージし、ろくろ脚に球体のデザインを組み合わせることに。ひとつひとつ手作業で削り出していく、特別感あふれる脚づくりが始まりました。
球体が連なるユニークな形に「丸がどんどんっと並んでるのが可愛い!」と、家具作りたいおっさんも大興奮。お客様との会話から生まれる発想こそ、オーダーリメイクの魅力です♪
さらに仕上げにはシャビーゴールドの塗装を施し、もとのテーブルとも自然に馴染むよう工夫しました。
そうして完成したのがこちら。
お使いのソファに合わせ、高さをH600までアップ!お客様宅でのダイニングテーブルとして、ちょうどいいサイズ感になりました。
脚の塗装は、二色を重ねて塗ったあと仕上げにやすりをかけています。この“やすり加減”が実はとっても重要なんです! 削り具合ひとつで雰囲気がガラッと変わってしまうので、程よいシャビー感が出るよう細かく調整しました。ここはまさに職人の腕の見せどころ♪
特徴的なデザインの脚だからこそ、自然と目を引く部分。テーブル全体の雰囲気を引き立てながら、さりげないアクセントになっています。今回はねじ込み式で取り付けたので、脚を丸ごと取り替えることなく、古い家具ならではの味わいをしっかり残すことができました♪
納品の際は、新しい脚を外した状態でお届け。
取り付けはねじ込むだけなのでとても簡単!これなら設置もスムーズですし、今後お引越しなどで移動するときも安心です。
実際に取り付けてみると…あっという間に完成♪
大切なテーブルの雰囲気をできる限り残せるよう、既存の脚を活かしながら新しい脚をプラス。これでダイニングテーブルとしても快適にお使いいただけます。
長年使ってきたローテーブルが、新しい姿になりながらも、使い馴染んだ風合いはそのまま。新しく買い替えるのではなく、今ある家具をリメイクして活かすことで、この先も長く大切にしていただけるんです。
今回はお使いのソファに高さを合わせましたが、あわせてスツール2脚もオーダーいただきました。テーブルと同じように脚のデザインにこだわることで、統一感のある仕上がりに♪
アジアンテイストの空間に、とても素敵に馴染んでいます。
さらにこの空間をより素敵にするため、ソファのクッションリメイクもご依頼いただきました。ここからの変化もお楽しみに^^
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