婚礼タンスがご新居に入らない!梁を避けられるように高さをリサイズ
お引っ越しに際してご新居に婚礼タンスが搬入できない、とリメイクのご相談をいただきました。
「新しい家具を購入する事も検討しましたが、せっかく両親が用意してくれた家具を捨ててしまうのも忍びなく、リメイクをして使えたらと思っております。」とお客様。
ご相談いただいたのは、こちらの婚礼タンス。
上下で分かれ、下部が引き出し、上部が開き扉で内部に衣装盆が入っている和タンスでした。
ご新居の設置場所には天井に梁があり、婚礼タンスがそのままの大きさではつっかえてしまうとのこと。そこで、H2050あった婚礼タンスをH1800程度まで縮めてほしいとご相談いただきました。
引き出しはそのまま使いたいから上部の衣装盆が入っている方を小さくしたいとご希望いただき、上部のみお預かりしてリメイクさせていただくことになりました。
リメイク後、再び下部と連結して使えるように、横幅や奥行きサイズはそのまま、高さのみリサイズします。
まるで元からこの形だったのではないかと思うほど、自然な仕上がりとなりました。
それではリメイク後の姿をご覧ください。
全体でH2050からH1800になるように、H250カットしました。
扉は下側をカットし、本体は衣装盆のあった上側をカットしました。
お客様のご希望に合わせて上側を残すことも下側を残すこともできるのですが、今回お客様は「リメイク後は和服は入れずに洋服のみしまう予定」と仰っていたので、衣装盆部分をカットしました。
ちなみに、本体と天板は一体となっていたので、上方をカットするにあたり一度本体と天板を分解し、加工後再び組み付けるという工程を辿りました。
当初、リサイズ後は衣装盆を全て抜くということだけ決まっていたのですが、工房スタッフと「空間が大きいから、棚板入れた方が使い道が広がるのではないか」という話になり、お客様とご相談の上棚板を1枚入れました。
棚板は衣装盆がのっていた桟にのせられるようになっています。
さて、外観も機能面も申し分ない仕上がりとなった和タンスですが、和タンス下部の引き出しと連結したところをご覧いただくと、違和感のない仕上がりということをより感じていただけると思います。
それでは納品の様子をご覧ください。和タンス下部はお客様の寝室に置かれていました。
こちらの引き出しの上にリメイクした和タンス上部をのせて、上下連結ネジを締めていきます。もちろん、連結の穴位置もピッタリです。
ネジを締め、内部に引き出しや棚板を収めたら完成です!じゃんっ!
高さが低くなりお部屋の梁をきちんと避けられました。
何度も言ってしまいますが、まったく違和感がありません!
アップで見れば見るほどに、元からこうだったのではないかと思ってしまう仕上がり。
お客様も、奥様と旦那様お二人で「すごいね!こんな風にできるんだね!」と驚き喜んでいらっしゃるご様子でした。
納品後日にはこのようなメールを頂きました。
「扉の下がカットするとどうなるのか?ちょっと不恰好になるのかと思っておりましたが、カットしたこともわからない感じです。
棚板も入れていただいたので、洋服を適当な枚数で重ねられとても使い勝手が良いです。
思っていた以上に素敵に仕上がり感謝しております。」
ご両親からの贈り物というお客様にとっての大切な家具をお任せいただきありがとうございました。末長くご愛用いただけますように。
ところで、こちらの婚礼タンスのリメイクと一緒に、ダイニングテーブルについてもリメイクをご依頼いただいていました。後日、そちらのリメイクについてもご紹介するのでお楽しみに!
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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