三面鏡の鏡を3枚の壁掛け鏡にリメイク!元の鏡の形が活きるように…
三面鏡の鏡を1枚ずつに分けて、3枚の壁掛け鏡にリメイクさせていただきました。
鏡台から複数の家具にリメイクしたお話を先日からご紹介していますが、今回のブログはその鏡台のリメイクについて最終回になります。
お客様のお母様の婚礼家具であったというこちらの鏡台は、お客様のお父様にとってもお姉様にとっても思い入れのある家具とのことで、リメイクした家具は3人で分けたいと仰っていました。
お問い合わせいただいた当初は鏡自体のリメイクはお考えではなかったようですが、家具お引き取り時にじっくりとお話をお聞きする中で、「なるべく鏡台の材料を残すことなく使ってほしい」とご希望いただきました。
そこで鏡の部分については、3つの鏡に分けることをご提案しました。そうすればお父様、お姉様と分けて使うこともできますね。
しかし、お仏壇やお仏壇を置くための小引き出し、経机、2つのキャビネットなど、たくさんの家具へリメイクさせていただくにあたり、金額もお安くはならず…
ご予算の兼ね合いで「鏡のリメイクは1枚のみにしようかな」と悩まれていらっしゃったのですが、お客様はお姉様とご相談する中で「鏡台の一部が取り残される感じは切ないね」というお話になったそうで、全てリメイクすることを決意されました。
お客様ご家族の鏡台に対する温かな思いに触れて、胸がいっぱいになりました。リメイクを託していただいたからにはとびきり喜んでいただけるものをお作りしようと、ルーツファクトリースタッフ一同張り切りました。
今回、鏡の裏面の木材はお仏壇に使用することになっていたので、鏡のフレームは新たに作ることになりました。
いったいどのような壁掛け鏡となったのでしょうか。
それではさっそくリメイク後の写真をご覧ください。
鏡台の鏡の形を存分に活かしたお揃いの壁掛け鏡が3枚出来上がりました。
壁掛け鏡というと、鏡が割れてしまった時のために枠から取り外しできるようになっているタイプのものもありますが、今回の場合は鏡が主役なので”鏡自体が一番活きる形”を考えました。
こちら、木枠に鏡をはめているように見えますが、実は鏡より一回り大きいパネルに鏡を収めています。
この三面鏡は鏡の上側が角丸になっているのが一つの特徴でした。
(リメイク前の三面鏡の鏡)
しかし、木枠にはめようとすると、この角丸部分を綺麗に出すことができません。
そこで、鏡の形に合わせて作ったパネルに収めるという方法をとりました。
その方法により、この通り元の鏡のラインを綺麗に出すことができました。
背面はこのようになっています。
壁掛け金具は、オーソドックスなこちらの金具を使用しています。
シンプルでサイズもお手頃な壁掛け鏡。
「大切な鏡台だけど、そのままの形では使い手がいない」とご相談いただいた今回のリメイクでしたが、使う場所を選ばない長くご愛用いただける家具となりました。
さて、4つのブログにわたって鏡台からリメイクしたたくさんの家具についてご紹介してきました。
納品させていただいた家具たちはお客様ご家族のもとでそれぞれ活躍しているのかなと思うととっても嬉しい気持ちになります。素敵なご依頼をいただきありがとうございました。
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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