大きな婚礼タンスをリメイク〜ご家族の思いをのせお父様のお仏壇に〜


先日9月23日に放送された読売テレビ『かんさい情報ネットten.』の『アナタの味方!お役に立ちます!』にて、ご依頼者様の家具のお悩みを解決するため、ルーツファクトリーが”リメイク”でお手伝いさせていただきました。

かんさい情報ネットten.出演!家具のお悩み”リメイク”で解決♪



今回のブログから3回に分けて、リメイクさせていただいた家具について詳しくご紹介したいと思います!


亡くなったお父様がご病気で倒れてしまった時から、ご実家で同居することになったというご依頼者様ご家族。


同居をするにあたり、お母様の婚礼タンスが悩みの種になってしまったといいます。


ご実家で親御さんと同居するにあたり悩みの種になってしまったというお母様の婚礼タンス


何しろ婚礼タンスは大きいですからね…!ルーツファクトリーでは今までにたくさんの婚礼タンスをリメイクしてきましたが、よく「婚礼タンスで一部屋埋まってしまっているんです!」というお悩みを聞くほどです。


お部屋のスペースを確保するためにも、婚礼タンスをなんとかしたいとお考えになったご依頼者様。でも、お父様からお母様へご結婚時に贈られた思い出の家具だし、処分してしまうわけには…


お母様がご結婚の際にお父様から贈られたという婚礼タンス


そんな葛藤を抱えて『アナタの味方!お役に立ちます!』のコーナーに応募したというご依頼者様。


そこから、番組を通じてコーナーの”お役立ち芸人”こと浅越ゴエさんより、ルーツファクトリーに家具リメイクのご相談をいただきました。


ご依頼者様は応募が通った時のことを振り返って、「お仏壇にリメイクできたらいいなぁとは思っていたけれど、まさか本当にこの願いを叶えられるなんて!」と仰っていました。


さて、ルーツファクトリーが家具をリメイクさせていただくことになり、放送でも紹介されていましたが弊社代表の阪井が家具のお引き取りを兼ねて直接ご依頼者様のお家へ伺いました。


家具のお引き取りを兼ねてご依頼者様のお家へお打ち合わせに


ちなみに、この流れは通常家具のリメイクをご依頼いただく時も同じです。お客様と一緒に家具を見ながらお打ち合わせすることで、お客様が求めていらっしゃることをより正確に汲み取ることができるからです。


ご依頼者様にじっくりとお話を伺い、どのようなお仏壇にするか、どのように婚礼タンスを活かすか、阪井は考えを巡らせました。


家具をお引き取りして工房に戻ってからも、ご依頼者様の願いを実現すべく、工房スタッフと打ち合わせを重ねてリメイク方法を考えていきました。


ご依頼者様の願いを実現するべく家具リメイクの打ち合わせをする代表と工房スタッフ


さぁ、そうして精魂込めてリメイクしたお仏壇がこちら。


婚礼タンスからリメイクしたお仏壇


ガラリと雰囲気が変わりました!


しかし実は、木部は全て婚礼タンスの部材を活かして製作しています。


お部屋の雰囲気に合わせてナチュラルカラーのお仏壇にしたいというご依頼者様のご希望に沿うため、婚礼タンスの無垢材部分を製材して部材を作っていったのです。


お部屋の雰囲気に合わせてナチュラルカラーにリメイク


元のタンスの塗装も美しかったですが、椛材(カバ材)の地の木肌も流れるように滑らかで本当に綺麗ですね。


扉の取っ手には、タンスの引き出しの取っ手をそのまま活かしました。


婚礼タンスの引き出しの取っ手を活かしたお仏壇の扉の取っ手


そして内部は…


婚礼タンスの面影をしっかり感じていただけるように元のお色味を活かしたお仏壇内部


タンスの面影をしっかりと感じていただけるように、タンスの扉などの部材を元のお色味のまま使用しました。


ところで、こちらのお仏壇を置く場所は、キッチンカウンターの上を予定していたため、奥行きをかなり薄めに作る必要がありました。


リメイクしたお仏壇の設置予定場所


お母様は元々カウンターにお供えをされていて、ご依頼者様のお子さんにとってもそこが”おじいちゃんの場所”になっていたことから、「お仏壇もこの場所に置けたら」とご希望いただいていました。


そこで、引き出し式の棚を付けて、省スペースながらお供えや思い出のお品を飾ることができるようにしました。


省スペースながらお供え物や思い出のお品を飾ることのできる引き出し式の棚付きお仏壇


また、こだわりポイントの一つがこちら。お家の屋根をイメージした幕板です♪


お家の屋根をモチーフにした幕板


お打ち合わせ前にご依頼者様がイメージイラストを描いてくださっていたのですが、その中にお家型のお仏壇がありました。


そちらを見た阪井は「これ、絶対可愛いですよね!」と大興奮。ご依頼者様のアイデアを形にするために、方法をあれやこれやと考えていました。


その甲斐あって、とってもイイ感じに仕上がりました!なんていうんでしょう、お家型ってなんだかホッとするような優しさがありますよね。


また、ご依頼者様から「父はお花見が大好きだった。あまり外出しない父だったけど、桜だけは毎年見に行きたがっていた。どこかに桜のモチーフを入れられたら…」というご要望を頂き、お仏壇の扉の内側に桜の焼き印を施しました。


扉の内側に桜の焼き印を施したお仏壇


扉を開いている時はみんなでお花見を、扉を閉じている時もお父様が桜に囲まれ穏やかに過ごしていただけるように…そんな思いを込めて。


扉に施した桜の焼き印


納品時、お母様にお披露目する前にご依頼者様にも手を加えていただきました。


お父様のお写真を飾る台の桜に色を付けていただいたのです。


ご依頼者様にペイントしていただいたお写真台の桜


ご依頼者様は、「最後に私も参加できてすごく嬉しかったです」と仰っていました。


ご家族の思いが詰まった家具が、お仏壇に。当初タンスの形を変えることに戸惑われていたお母様も「嬉しい」と涙を流しながら喜んでくださって、こちらも嬉しくなりました。


お父様のお写真がぴったりおさまるお仏壇


お母様にタンスを贈られたお父様もきっと喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。


お父様からお母様へ贈られた婚礼タンスをリメイクしてお仏壇に


さて!


番組でもご紹介いただいていましたが、こちらのお仏壇の他にあと2点の家具にリメイクさせていただきました。


次回以降それらの家具についても詳しく書いていきます。どうぞそちらもお楽しみに!





ユリマタタ
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ


素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!

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