鏡台の鏡をスタンドミラーにリメイク。クローゼットに収まるサイズで
鏡台の鏡をスタンドミラーにリメイクさせていただきました。
東京にお住まいのお客様からのご依頼で、東京店シモキタベースに鏡をお持ちになってご相談くださいました。
鏡台は亡くなったお母様のお嫁入り道具だったそうで、お客様は「リメイクして形見として大事に使っていきたい」と仰っていました。
鏡のサイズは約W330×H930で、鏡の形はそのままに、フレームを作って自立するようにしてほしいとのこと。両側面に留め具がついていたため、その穴を活かして鏡を角度調整できるようにしてほしいとご希望いただきました。
使わない時にはクローゼットの中にしまえるようにもしたいとご希望いただき、全体のサイズはクローゼット内に収まる寸法で製作させていただくことになりました。
クローゼット内の設置場所は、H1200とのこと。奥行きも限られていて、D330程度までで作ってほしいと仰っていました。
鏡は6kgほどの重さがあったので、転倒してしまわないように試作をしながらバランスをみていきました。
また、お客様はルーツファクトリーの製作事例をご覧くださったようで、「事例番号R257のようなシュバルミラー風も素敵だなぁと思います」と仰っていました。
「華奢すぎない方が良いと思うけど、曲線的で柔らかな雰囲気にしてほしい」とお客様。鏡の上部に黒ずみがあったため、そちらを隠せるようなデザインにもできたらと仰っていました。
ご希望いただいたサイズ内でお客様のイメージを形にできるよう、工房スタッフたちが奮闘しました!
さぁ、果たしてどのようなスタンドミラーが完成したのでしょうか。
完成写真はこちらです。
鏡の形をそのまま活かしながら、W440 D330 H1180のスタンドミラーが出来上がりました。
鏡の上部にあった黒ずみは、フレームと同色に塗装した材を張ってさりげなくカバーしました。
角度調整用のつまみには、六角形の可愛らしいノブを作って取り付けました。
元の留め具の穴を活かすというのが、強度の兼ね合いでただそのまま使うというわけにはいかず、アレコレと方法を考えてやっとのことで実現することができました。
足元には、お客様からご希望いただいて移動がしやすいようにキャスターを付けました。
高さ1200mm・奥行き330mmまでという制限があったため、キャスターを付けて抜け感のあるデザインに…というのがこれまたかなり苦労した部分ではあるのですが、その甲斐あって使い勝手もフォルムも妥協ナシのお洒落なフレームに仕上がりました。
こちらが納品させていただいた時の写真です。
お家は築60年のお家をリフォームされたそうなのですが、フローリングなどは元のものを残したと仰っていました。
リメイクさせていただいたスタンドミラーも味わい深い素敵なお部屋によくお似合いです。
納品後、お客様からはこのようにメッセージを頂きました。
「これからお客様もみえるので、母の思い出話と共にミラーもよく見て頂けると思います。
有難うございました。」
お母様が大切にされていたミラーを囲んでお話ししたら、きっと思い出話もよく弾むのではないでしょうか。
これからも末長くお使いいただけたら嬉しいです。リメイクをご依頼いただきありがとうございました。
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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