2017-04-27
暮らしを楽しむ日々
家具屋直伝☆ミニキッチン台レシピー製作編ー
どうも!ルーツファクトリー東京店長ユリマタタです!
家具を作るって大変ね!でも楽しいね!
ルーツファクトリー東京店のキッチン改装を通して、しみじみ感じております。
さて、今日のブログは昨日に引き続き「家具屋直伝☆ミニキッチン台レシピ」です!
いよいよ製作編!ユリマタタもちょこっと作業の体験をしたりして、ドキドキマックス!
製作の大まかな順番は↓のとおり。
家具屋直伝☆ミニキッチン台レシピ製作編、スタートです☆
-製作-
①材料を切り出す
②木口を整える
③組み立てる
④塗装する
①材料を切り出す
さぁ、材料を買ってきた!つくるぞ!まずは材料の切り出しだ!でも、材料を切り出すって、のこぎりでやるの?専用工具を買わなくちゃいけないの?
いえいえ、待ってください!
先日のブログで、家具作りたいおっさんは
「このミニキッチン台、ホームセンターで材料切ってもらってつくれるよ」
と言ってました。
このミニキッチン台、複雑な形ではないので、材料の切り出しはホームセンターのカットサービスを利用できちゃうみたいです☆
家具作りたいおっさんが指さしている「パネルソー」という木工機械でカットするのですが、大きな木材が大きな刃でシュパーーーーッとカットされていく様子を眺めるのは爽快でした!
ただし、シンクをはめ込む穴や、扉に蝶番を付けるための加工など、手工具を使わなくてはできない作業もあります。
でも、工具の貸し出しもホームセンターでしていることが多いので、聞いてみてくださいね~!
今回、この曲線をカットするのに使った工具は「インパクトドライバー」と「ジグソー」。
では実際にその様子を写真付きでご覧いただきましょう!
☆天板シンク穴くり抜き☆
まず、シンクの位置を決めます。決めたらシンクの周りをなぞって型取りします。
シンクをはめ込めるよう、型取りしたところから10mm内側に印をつけていきます。
カーブのところはダンボールなどで型紙をつくって線をひきます。
ここからカット作業!まずは、ジグソーの刃を通せるよう、インパクトドライバーで数カ所穴をあけます。
次に、穴にジグソーの刃を通し、切断を進めていきます。
一周したら、叩いて外して完成!
さて、ここで天板用の板について少し補足です。
昨日のブログで、「木取り図」では必要な木材がランバーコアの3×6板2枚だったのに、更に「天板用」の木材を材料に入れていたことに疑問を抱いた方もいるかもしれません。
これにはルーツファクトリー東京店の予算が関係していまして・・・
今回は店舗用ということもあり、最大限に安く!を求めていました。
その結果、天板用の新たな材料を買わずに、ランバーコアと工場にあった端材を貼り合わせて38mmの天板用板をつくったのでした。
ルーツファクトリーでは、しっかり貼り合わせるために、このようなプレス機を使いました。
機械を使わず貼り合わせる場合、ボンドを付けてからビスでとめてもかまわないそうですが、少し面倒ですよね。
そこでオススメなのが、集成材!
ホームセンターでは、様々な厚みや大きさの集成材が販売されています。
集成材は反りも少ないので、加工しやすいんですって~◎
天板以外についても、そもそも今回ランバーコアを使ったのは予算削減のためなので、他の木材で代用できます!
①木口を整える
今回使ったランバーコアというのは合板なので、板を重ねてあるのが木口に丸見えであまり美しくありません。そこで、「木口テープ」を使って、このように木口を化粧していきます。
(木口テープもホームセンターで売ってます♪)
なんと今回、ユリマタタも木口テープ貼りに挑戦してみました~!
その様子を動画に撮ったので、どうぞご覧ください♪
家具作りたいおっさんのお手本との違いをお楽しみください・・・w
続いて木口テープを貼った部分のエッジを整えていきます。
こちらも「木口テープのやすりがけ体験」(家具作りたいおっさんの優しい指導付き)としてご用意しましたのでどうぞご覧ください。
③組み立てる
さて、家具を作るといったとき、ここが一番気になる方が多いのではないでしょうか。何をどの順番で組み立てていくの??
家具作りたいおっさんが作業中のコツなども含めて、教えてくれました!
「こんな感じでビスを二カ所に打ってとめていきます。この板の厚みが15mm、幅が10cmなので・・・」
「厚み15mmの半分、7.5mmのところに罫書きます」
「そして幅20mmと80mmのところに印をつけます。この作業を板の四方全部、側板2枚ともに行います」
「次に、印をつけたところにビスを入れるための下穴をあけていきます。下穴をあけた方が失敗もなくなるし、綺麗に仕上がります」
ところで、見てください!家具作りたいおっさんのこの背筋!うつくし~!
「インパクトドライバーを使うとき、見にくいからってこんな姿勢になっちゃダメよ。姿勢は真っすぐ」
ユリマタタがインパクトを使った時も、とにかく姿勢について注意されました!
「さて!組み立てていきます。まずは、組み立てやすいように、材料を固定します」
「木口にボンドをつけて」
「適当な端材でボンドをならします」
このボンド、「タイトボンド」って言うんですって。業務用って感じがしますよね!
サロン専売品ならぬ家具屋専売品だと思いますか?
ふふ、ホームセンターに売ってます。
「位置を合わせて、ビスで締めていきます。この時、一気に締めず、半分ずつ締めていってくださいね」
「はみ出たボンドは濡れティッシュなどで拭きます」
「先ほどは天板側を取り付けました。今度は床側です。天板側は板がのるのでピタピタでいいんですけど、床側は床と接するのでピタピタの面にしちゃうと接地が悪くなります。なので、側板を少しずらします。ずらし加減はこういう板なんかでスペーサー代わりにしてあげると揃います」
「同様にビスを締めていきます」
「床側を取り付けるときはまた、このようにスペーサーを使ってください。これらの作業を裏側も同じように行います」
「組み立てられました~!差し金で直角を確かめます。うん、バッチリ!」
いやはや~~~!!もう、ここまででユリマタタお腹いっぱい!
作業中も「やることたくさん!!」と思いましたが、書き起こしてみると、改めてすごい量だとわかりますね!
「お客さまのものを作る時はもっとシビアな作業してるんですけど、今日は簡単に、安価に作れるものをということで、お手軽バージョンでやってます!」
なんと~~~!こりゃ、お客様のものを作る時の取材が楽しみだ!!
④塗装する
ラストスパート、塗装です!今回使用した塗料は「ワトコオイル」の「ミディアムウォルナット(w-12)」
(写真:ワトコオイル日本総代理店 北三株式会社ホームページより。
ブログを書くために連絡したらツイッターをフォローしてもらっちゃいました!ありがとうございます!)
オイル塗料は水がかかるとシミができやすいので水回りにあまり向いてないといわれますが、ユリマタタのオーダー、「木のぬくもりを感じるキッチン」を実現するためにこちらにしてもらいました!
はぁ・・・かわいい・・・
メンテナンスがんばります!今のところシミはできていないですよ~!
さて、塗装の仕方です。
まずは塗料をプラカップに適量いれて、刷毛でスイスイ塗っていきます。
ス~イス~イス~~~イ
そして、ウェスなどの布きれで余分なオイルを拭き上げ、乾かします。
あれ!?!?いつのまにか扉までついてる!?
ん~~~?いきなり写真の量が激減してないかユリマタタ!
・・・はい。実はユリマタタ、塗装工程から、実際の作業の様子を見ていません。
家具作りたいおっさんが妖精となり、いつの間にかキッチン台が出来上がってました!
きっと、枠を組み立てただけでクラクラしていたユリマタタを見て、この作業を見せるのは時期尚早だと思ったのでしょう。
むむむ!悔しい~~~!!
ユリマタタがカッコつけられるようになるのはいつですか~!?
家具作りたいおっさん
「まぁ、焦らんとき。」
地道に、進んでいくしかないのですね・・・。
ユリマタタの家具道の旅はまだまだ続く!
余白を残して、終わります。
2日間にわたってお届けした「家具屋直伝☆ミニキッチン台レシピ」いかがだったでしょうか。ユリマタタは、内容を削ったのにも関わらず過去最高の文章量になりビックリしてます!
きっと、実際に作ろうとしてくださる方がいたら、「ここ、どうしてたんじゃーい!!」と叫びたくなる場面が出てくると思います。
でも、ものづくりってそういうことなんだな、と今回痛感したユリマタタは、そのままにすることにします。
正解は、考えなければ見つからない。
そして、考える時間こそが、きっと楽しみ。
家具作りたいおっさん
「質問があればいつでも受け付けまっせー」
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ユリマタタ
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