H780のアンティークテーブルをリサイズ!使い勝手良くH700に
高さ780mmあったアンティークテーブルを、日本の一般的な高さの椅子と合わせやすいように高さ700mmにリサイズさせていただきました。
リメイクのご相談をいただいたのはこちら。アンティークならではの雰囲気あるとても素敵なテーブルです。
お客様は8年ほど前に気に入って購入されたそうなのですが、高さがどうしても合わずに使いづらさを感じていたとのことでした。
また、お子様のために新しく椅子をご購入予定で、その椅子がテーブルH700mmを想定して設計されているようだからちょうど良い高さになるようリサイズしたいとご希望いただきました。
(お客様のお家で撮影させていただいたお写真)
気に入って購入されたテーブルとのことだったので、なるべく雰囲気が変わらないようなリメイク方法を考えます。
まず、脚のデザインが特徴的なのでどこをカットするかで印象が大きく変わります。
また、お客様は全体の高さが低くなるにあたって天板下の幕板が邪魔にならないかと気にされていました。
幕板はH88だったので、テーブル全体をH700にリサイズすると、たしかに天板下の空間が狭くなってしまいそうです。しかし、こちらのテーブルは天板サイズもW2200×D840と大きく、重さもかなりあったので強度は確保したいところです。
そこで、脚の付け根部分の幕板サイズは変えずに強度を保ちつつ、中央部分の幕板を薄くしてテーブル下の空間が広くなるようリメイクすることにしました。
さて、とはいえそれらの加工はそう単純なものではありません。脚フレームを加工するにあたって一度パーツごとに分解する必要があったのですが、こちらのアンティークテーブルは分解できる仕様にはなっていませんでした。
ガッチリとほぞ組みされていたので、それぞれの部材が壊れたり傷ついたりしてしまわないよう注意しながら分解する必要がありました。
お客様のお気に入りの家具の雰囲気を損なわないよう、そしてより良い形でお使いいただけるよう、丁寧にリメイクしていきました。
さぁ、どのように仕上がったのでしょうか。完成写真はこちらです。
見事、まったく違和感を感じさせない仕上がりとなりました!
バランス良くなるよう、脚は上下ともにカットしました。
そして、幕板。思わず「どうやって加工したの!?」とビックリ仰天してしまいました。
幕板下方の飾り彫ラインは、お客様のご希望で残すことになったのですが、幕板の形状が変わったのにそのラインが滑らかに繋がっています。
どこをカットしてどうやって繋ぎ合わせたのか…観察すればするほど謎が深まっていくという不思議。笑
完成したテーブルをお客様のお家に納品させていただいた時、お客様も同じようにリアクションされていたようです。納品にお伺いした家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)は思わず内心ガッツポーズしてしまったとか。
ダイニングテーブルは、ほんの数ミリの高さの差で使い勝手が変わってくるもの。
テーブルと椅子の高さが合っていないと肩が凝りやすくなってしまったりするので、かなり重要です。
唯一無二の存在感のアンティークテーブルを、お客様に気に入っていただけるようリメイクできて何よりです。
ルーツファクトリーにご依頼いただきありがとうございました(^^)
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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